2019/12/04

解の公式とラグランジュ・リゾルベント(2)

33 次方程式 x3+px+q=0x3+px+q=0 の解を α,β,γα,β,γ として、解の公式とラグランジュ・リゾルベントの関係をみていく。

3次方程式 x3+px+q=0x3+px+q=0 の解の公式

x=13ωk3A+D+13ω3k3ADx=13ωk3A+D+13ω3k3AD
ただし、
  • k=0,1,2k=0,1,2
  • ωω11 の原始 33 乗根
  • A=27q2A=27q2
  • D=(27q2)2+27p3D=(27q2)2+27p3
とする。

3次方程式のラグランジュ・リゾルベント
{L=L3(1)=ωα+ω2β+γR=L3(2)=ω2α+ωβ+γL3(3)=α+β+γ(=0)L=L3(1)=ωα+ω2β+γR=L3(2)=ω2α+ωβ+γL3(3)=α+β+γ(=0)
解と係数の関係より、L3(3)=0L3(3)=0 である。

また、解の公式の導出にあたり、以下の値を求めた。
{L3+R3=27qL3R3=27p3{L3+R3=27qL3R3=27p3
{L3=27q2+(27q2)2+27p3=A+DR3=27q2(27q2)2+27p3=AD⎪ ⎪ ⎪ ⎪⎪ ⎪ ⎪ ⎪L3=27q2+(27q2)2+27p3=A+DR3=27q2(27q2)2+27p3=AD
L3=A+D, R3=AD なので、解の公式は以下のようにも書ける。
x=13ωk3L3+13ω3k3R3=13ωkL+13ω3kR=13ωk(ωα+ω2β+γ)+13ω3k(ω2α+ωβ+γ)
解の公式の導出の際に、解を L,R で表したが、それと同じである。
{α=13(ω2L+ωR)β=13(ωL+ω2R)γ=13(L+R)
明示的に次のように書いてみよう。
{α=13ω2(ωα+ω2β+γ)+13ω(ω2α+ωβ+γ)β=13ω(ωα+ω2β+γ)+13ω2(ω2α+ωβ+γ)γ=13(ωα+ω2β+γ)+13(ω2α+ωβ+γ)
右辺を計算してみよう。
α=13ω2(ωα+ω2β+γ)+13ω(ω2α+ωβ+γ)=13ω3α+13ω4β+13ω2γ+13ω3α+13ω2β+13ωγ=23α+13(ω+ω2)β+13(ω2+ω)γ=23α13β13γβ=13ω(ωα+ω2β+γ)+13ω2(ω2α+ωβ+γ)=13ω2α+13ω3β+13ωγ+13ω4α+13ω3β+13ω2γ=13α+23β13γγ=13(ωα+ω2β+γ)+13(ω2α+ωβ+γ)=13ωα+13ω2β+13γ+13ω2α+13ωβ+13γ=13α13β+23γ
気持ち的には、2次方程式のように、それぞれの解が出てくる(うまい言い方が思いつかない)ようになってほしかったが、そううまくはいかなかった。ひょっとすると、ここで考えている3次方程式 x3+px+q=0 には、x2 の項 がなく、解と係数の関係により α+β+γ=0 であるため、見えていないだけかもしれない。

そこで、3次方程式 ay3+by2+cy+d=0 の解の公式を求め、そこでラグランジュ・リゾルベントとの関係を確認していきたい。

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