2011/06/28

光の指す方へ

突然ですが、私は太陽を見ると、くしゃみが出ます。もちろん「常に」ではないですが(笑)

くしゃみが出そうで出ないときは、明るいものを探します。屋外ならば当然太陽。室内ならば蛍光灯。

光という視覚的な刺激が、なぜくしゃみとして現れるのか?

ちょっと不思議です。

ひょっとすると何か研究があるかもしれない、と思い立ったのは先日のこと。

太陽とくしゃみの関係の研究はどこかにあるかな。ありそうだなぁ。less than a minute ago via Keitai Web Favorite Retweet Reply



不思議に思っていたのはずっと前からです。周りの人に聞いても「そんなことはない」という人が大半。

しかし。

Wikipediaに「光くしゃみ反射」という項目がありました。

そこには、日本人では「約25%の人に現れる」とのこと。4人に1人!

しかし、「この現象がどのような体内のメカニズムによって起こるかについてはまだ十分に医学的に証明されていない。」

可能性が高いのは、「神経の誤作動」らしいです。

簡単にいうと、視覚的な刺激をうけて、鼻の神経が反応する。


別に気にならない誤作動で、逆にくしゃみが出そうで出ないときは重宝する誤作動です(笑)

光の指す方へ目を向ける。

言葉としては、なかなかカッコイイです。
が、くしゃみをするときは目を閉じてしまいます…。

2011/06/27

『教える技術』を推測してみる

前回記事で、思い出したこととして石田淳さんの『続ける技術』に触れましたが、本日、本屋さんで石田さんの新刊を発見しました。

タイトルは『教える技術』。即購入。


コールセンターでは、毎年オペレーターの採用があります。

当然のことながら、電話の取り方や手続きの仕方、商品・サービスについて、などなどの研修を行うのですが、研修内容の定着には時間がかかります。

もちろん新人オペレーター個人個人によって定着までの時間は変わってきますが、できるだけ効率的に効果的な研修を行いたいと思っています。

新人オペレーターだけでなく、コールセンターではSVがオペレーターに「教える」ことが多いです。

その教え方を行動科学マネジメントに基づいて説明しようとしているのが本書だと思います。(「思います」というのは、まだ読んでいないからです…)

以下、推測の内容です。あしからず。

『続ける技術』では、行動に焦点をあてて、「その行動を増やす(あるいは減らす)」ための技術が語られていました。

ここから考えると、『教える技術』では、「教えた行動を増やす」そして「定着させる」ための技術ではないかと思います。

ということは、教える側として、前回記事での「先行条件」や「結果条件」をどう整えていくのか、そういったポイントが書かれているのではないか、と思われます。

読んでいくのが楽しみです。

【追記】
石田淳さんのブログ『行動科学ブログ
石田淳さんのツイッターアカウント @Ishida_Jun

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2011/06/23

感情・行動に対する理論と実践

日経ビジネスONLINEで連載されていた鈴木義幸さんの「人を動かす問いの力」。今回が最終回でした。

最終回のタイトルは「不毛な怒りの静め方」。

ついカッとなってしまう方に対して質問を使ってそのプロセスを問う。

こういう質問力を身につけたいものです。


この記事を読んで、思い出したこと・思ったことが2点あります。

ひとつは「コンピテンス理論」について。もうひとつは「続ける力」について。

「コンピテンス理論」については、記事を読んだ後、『コーチングマニュアル』で名称を確認しました(「学習サイクル」という単語の方が頭に浮かんでいました…)。コンピテンス理論では、学習を4つの段階にわけて説明をしています。

「続ける技術」は、行動科学の石田淳さんの著書『続ける技術』のことです。

2011/06/22

顧客の二極化

私はコールセンターに勤めていますが、基本的に電話は嫌いです。特に顔がわからない人と話すことに不安を覚えてしまいます。(苦手なので、コールセンターで慣れようというのが、オペレーターとして応募したきっかけのひとつです。。。)

それでも電話をかけることはありますし、仕事で少し慣れたこともあって以前よりはましになっています。

家族や友人と電話をするのは全然苦にはならないのですし、仕事上では割り切っていますので対応しなければならないときは対応しますし、お詫びの電話をかけたりもします。

しかし、プライベートではできるだけ電話をかけることは避けています。

例えば何かの手続きの際。

最近なら(半年以上前ですが…)、転勤があったので住所変更にともない色々なところに変更手続きが必要となりました。

そんなときも、足で通えるところならば直接赴く、WEBで手続きできるならWEBで、と、私の場合、電話は最後の手段です。


こういう変更手続きの場合に電話をかけると、ほとんどはコールセンターにつながります。

顧客の立場からコールセンターのオペレーターの対応を聞けるチャンスでもあります。
(だったらもうちょっと電話を活用した方がいいかも…。他のセンターの対応を確認できるのに…。)


コールセンターは今後どのような方向に変化していくか、あるいは、変化していかなければならないか。

顧客の視点を切り口に考えてみたいと思います。

2011/06/21

オペレーターからSVへ

先日、SVの補佐をしてくれている人とちょっと話をしました。投げかけた質問は、「SVになる気はない?」というもの。

返ってきた回答は端的に言うと「ない」でしたが、「なりたくない」という意味ではなく、他にやりたいことがあるということ。

その返答は、期待はしていなかったものの、予想はしていたことで、そこから今の仕事について話をすることができました。


話は変わりますが、所感として、SVになりたいと思っている人は少ないように思います。知名度自体が低いと思いますし、またコールセンターにおけるSV(スーパーバイザー)とは、窓口の責任者ではあるものの、役職と呼べるものではなく地位も高くはありません。

オペレーターからSVになるケースもなくはないです(私自身はオペレーターからSVとなりました)が、オペレーターも基本的にはアルバイトが多く、「ここで働きたい」「コールセンターの仕事がしたい」とアルバイトに応募するわけではなく、勤務時間や立地条件に左右されて働きにくる方が大半です。

理想としては、オペレーターからSVとなってくれる方が、業務を知っている点でありがたいのですが、なかなか手を挙げてくれる人はいません。もちろん、他にやりたいことがあるからという理由も多いのですが、「忙しそう」とか「クレーム対応ばかりは嫌」とか、否定的な理由でSVになりたくないという方もいます。

私自身、SVをしていて、仕事に対するやりがいは感じられ、「SVとして立派に仕事をこなすことができれば、他のどんな部署でもかなりの仕事はできるのではないか」と感じるくらいなのですが、周りから見ると幾分魅力に欠けるようです。

SVが魅力なく映ってしまう理由を考察して、そこからの打開策を考えていきたいと思います。

2011/06/15

プレゼンテーションでの学び

先日、社内でプレゼンテーションをする機会がありました。

現在、私は、コールセンターでスーパーバイザー(以下、SV)という仕事をしています。

オペレーター向けの研修や、日々の情報発信、ミーティングでの発表など、人前に立って話をすることは結構ありますが、プレゼンテーションを行うことは、ほぼ初めてです。

SVのスキルアップ施策のひとつとして始まったもの。

プレゼンのスキル(正確に言うと表現力かな)も高めていきたいと思っていたので、このような機会はありがたいです。

今回の発表は今年度の育成計画について。

結果は…、思ったようにはいかないですね。

次の機会に活かすため、今回のプレゼンで学んだことをまとめてみます。

2011/06/13

「連続的な世界」と「離散的な世界」

『数学ガール』を読んでいると、次のようなことを著者の結城浩さんが言っているように思えます。

分割数の一般項Pnを求めよ。
求め方は、この本の中に書いてある。

もちろん私の勝手な想像かもしれませんが。

分割数の一般項Pnは、「とんでもない式」ですが、解き方の筋道は『数学ガール』の中に書かれているように思えてなりません。

『数学ガール』の主人公の「僕」は、分割数の一般項Pnを求める方法として、次のような順序で進めようとしました。

  1. 分割数の数列に対応する母関数をP(x)とする。
  2. 母関数P(x)の《xについて閉じた式》を作ろうとする。
  3. 《xについて閉じた式》は作れなかったが、《無限和の無限積》の式を得る。
  4. 《無限和の無限積》の式から、《分数の無限積》の式を得る。
  5. 母関数P(x)の《分数の無限積》の式を冪級数展開したときのxnの係数を見つけようとする。

主人公の「僕」は、このときは、分割数の一般項Pnを求めることができませんでした。

かといって、私ができるとは思いません(^-^;)

なので、視点を変えてみたいと思います。

まだ、着想段階で厳密には考えていないのですが、「連続的な世界」と「離散的な世界」との対応から解けないか、というものです。

2011/06/12

分割数試行錯誤

前回記事で、Q5 = 16 の内容から、P5 = 7 の内容を考えてみました。
Q5 = 4C0 + 4C1 + 4C2 + 4C3 + 4C4
= 1 + 4 + 6 + 4 + 1 = 16
P5 = 4C0 + 4C1/2 + 4C2/3 + 4C3/4 + 4C4
= 1 + 2 + 2 + 1 + 1 = 7

そこから、一般化として以下を仮定してみましたが、失敗。
Pn
= n-1C0 + n-1C1/2 + n-1C2/3 + n-1C3/4 + … + n-1Cn/n + n-1Cn-1
上記の式では、P4 = 5 が成り立ちませんでした。
P4 = 3C0 + 3C1/2 + 3C2/3 + 3C3 = 1 + 3/2 + 3/3 +1 = 9/2
今回は、失敗の原因を探ってみたいと思います。

2011/06/11

分割数と分断数

ここ数回、自分で勝手に作った分断数について考えてきました。これから話を戻して、「分割数」について考えてみたいと思います。

分割数Pnの一般項は「とんでもない式」(『数学ガール』より)で、私が考えたところでこのような一般化はできないと思いますが、まあ、考えることは自由ということで試行錯誤してみたいと思います。

まずは、分割数と分断数の関係から考えられないか、を見ていきます。

(「まずは」と書きましたが、次があるかどうかは未定です。)

2011/06/09

勝手に作った分断数と二項定理の関係

現在考えている問題は、以下のようなものです。

ある自然数 n を自然数の和で表わしていきたい。例えば、「5」ならば、
5=5
5=4+1
5=3+2
5=2+3
5=1+4
5=3+1+1
5=2+2+1
5=2+1+2
5=1+3+1
5=1+2+2
5=1+1+3
5=2+1+1+1
5=1+2+1+1
5=1+1+2+1
5=1+1+1+2
5=1+1+1+1+1
の16通りある。同じ自然数を何回使ってもいいし、順番が違っていてもいい。
このときの16を5の分断数といい、Q5=16と書く。

このときの n の分断数 Qnを求めよ。

「分断数」というのは、「分割数」に対して、私が勝手に名付けた数です。

そして、前回記事にて、Qnについて以下の式を立てました。
Qn = n-10 + n-11 + n-12 + … + n-1n-1
今回は、この式の展開と、二項定理についてです。

2011/06/08

勝手に考えた分断数について

前回記事で、勝手に「分断数」なるものを考えました(「分割数」参照)

この分断数について考えてみたいと思います。

分割とは、(正の)整数を自然数(正の整数)の和で表したものです。同じ自然数を重ねて使ってもいいですが、並べる順番が違っているものは同じ分割と見なされるます。

これに対して、勝手に名付けた「分断」は、(正の)整数を自然数(正の整数)の和で表したもので、同じ自然数を重ねて使ってもいいし、並べる順番が違っていれば異なる分断とします。

5の分割数P5と分断数Q5をそれぞれ具体的にみると、
分割数P5=7
5=5
5=4+1
5=3+2
5=3+1+1
5=2+2+1
5=2+1+1+1
5=1+1+1+1+1
分断数Q5=16
5=5
5=4+1
5=3+2
5=2+3
5=1+4
5=3+1+1
5=2+2+1
5=2+1+2
5=1+3+1
5=1+2+2
5=1+1+3
5=2+1+1+1
5=1+2+1+1
5=1+1+2+1
5=1+1+1+2
5=1+1+1+1+1
となります。

この分断数の一般項Qnを求めてみようという試みです。

何度も書きますが、「分断数」というのは私が勝手に作った用語です。ひょっとしたら、数学で適切な用語があるのかもしれませんが、私は知らないので、とりあえず分断数で進めていきます。

2011/06/07

分割数

先日読んだ『数学ガール ゲーデルの不完全性定理』が面白かったので、結城浩さんの他の「数学ガール」シリーズを読み始めました。

「数学ガール」シリーズは、2011年6月現在、4冊出版されているようです。
  1. 『数学ガール』(2007年)
  2. 『数学ガール フェルマーの最終定理』(2008年)
  3. 『数学ガール ゲーデルの不完全性定理』(2009年)
  4. 『数学ガール 乱択アルゴリズム』(2011年)

今回読み始めたのは、第1作目の『数学ガール』

そこで、面白そうな問題が出ていたので考えてみたいと思います。

額面が、1円、2円、3円、4円、……になっているコインがあるとする。合計n円を支払うためのコインの組み合わせが何通りあるのかを考えよう。この組み合わせの個数をPnとする(各支払い方法をnの分割と呼び、分割の個数すなわちPnを、nの分割数と呼ぶ)。

たとえば、3円を支払う方法には「3円玉が1枚」「2円玉が1枚と1円玉が1枚」「1円玉が3枚」という3通りがあるため、P3=3である。

問題10-1
P9を求めよ。

問題10-2
P15<1000は成り立つか。

実際の解法(考え方)は、このブログで数式が表現できない(できるとは思いますが、めんどくさそう…)ため、実際に本でお読みください。特に問題10-2については、私にはまだ上手く説明する力量がありませんし…。

学習スタイル

本日、恥ずかしながら、オペレーターさんの名前を呼び間違えてしまいました。漢字を読み間違えてしまったのです。

しかし、例えば名簿に書かれてある名前を見ながら読み間違えたわけではありません。オペレーターさんに声をかけようとして頭に漢字が浮かび、それを読み間違えたのです。

現在は100名近くいるオペレーターさんの名前は全員覚えているつもりです(本日間違えました…)が、新人オペレーターさんが入社したての頃は、まだ名前を覚えていないときがあります。そんなときに私はよく「苗字は漢字2文字で○○という文字が入っていた」とか、「字面はなんとなく覚えているけど」といった物言いをします。

名前を音ではなく漢字で覚えているようです。

ここで思い出したことが、「学習スタイル」

人には、ものの覚え方、学習しやすい方法がそれぞれあります。自分がどのような学習スタイルなのかを知り、その学習スタイルにあった方法で勉強などしていくことで、学習のスピードを早くすることができます。

自分に合った方法とは?

もちろん個人差はありますし、学習の対象によっても向き不向きがありますので一概には言えませんが、以下、学習スタイルの大まかな分類を確認したいと思います。

2011/06/05

学而第一・15「子貢曰、貧而無諂、~」

久々の『論語』です。まだ学而第一。先は長い。

学而第一・15です。
子貢曰く、貧にして諂うこと無く、富みて驕ること無くんば、如何、と。子曰く、可なり。未だ貧にして楽しみ富みて礼を好む者には若かざるなり、と。子貢曰く、詩に云う、切するが如く、磋するが如く、琢するが如く、磨するが如し、と。其れ斯の謂いなるか、と。子曰く、賜や、始めて与に詩を言う可きのみ。諸に往を告げて、来を知る者なり、と。
子貢は孔子に、「貧乏でもへつらうことなく、裕福でも驕ることがない、というのはいかがでしょうか?」と尋ねました。孔子の回答は、「まあまあだな。貧乏でもその道を楽しみ、裕福でも礼儀を好む者には及ばない」

すると、子貢は次のように返します。

「『詩経』でいう、『切磋琢磨』とはこのことをいっているのですね」

孔子は子貢の言葉を聞いて、「子貢よ、それでこそはじめてともに『詩経』の話ができる。君は一度話を聞くと、わかってくれる」と言いました。


「切磋琢磨」という語を聞くと、本間正人先生の話を思い出します。

「正直者」と「嘘つき」の問題

引き続き、『数学ガール ゲーデルの不完全性定理』より。

「正直者は誰?」という問題が載っていました。以下がこの問題です。
正直者は誰?
A1「ここに、嘘つきは1人いる」
A2「ここに、嘘つきは2人いる」
A3「ここに、嘘つきは3人いる」
A4「ここに、嘘つきは4人いる」
A5「ここに、嘘つきは5人いる」
ここでの「正直者」は常に本当のことを言い、逆に「嘘つき」は常に嘘をつきます。

この問題での答えは、A4
A4が正直者です。

場合分けして考えてみましょう。

2011/06/01

数学的帰納法

久しぶりに『数学ガール』で数学的帰納法のやり方を見ました。

「帰納」とは、ひとつひとつの具体的なことから一般的な原理を引き出すこと。

「帰納」の逆の意味として「演繹」という言葉があり、「演繹」は、一般的な原理からひとつひとつの事柄を推論することです。

「数学的帰納法」は、証明の方法のひとつで、「どんなとき(大体は「任意の自然数」)でも~が成り立つ」ということを証明する方法としてよく使用されます。


数学的帰納法には、2つのステップがあります。

自然数nに関する述語P(n)について、
ステップ(a):P(1)を証明する
ステップ(b):どんな自然数kに対してもP(k)が成り立つならば、P(k+1)も成り立つことを証明する
という2つのステップです。

この2つの証明ができれば、自然数nに関する述語P(n)は、どんな自然数でも成り立つことが証明できます。

ネコウサの定理

結城浩『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』からの問題。
帽子は何色?
司会者は、A、B、そしてC(あなた)の三人を座らせた。

司会者「これからみなさんに帽子をかぶせます。かぶせるのは、全部で五個ある帽子のうち三個です。五個の帽子の三個は、二個はです。自分の帽子の色を見ることはできませんが、他人の帽子の色は見えます」

司会者は、三人に帽子をかぶせ、残った二個の帽子を隠した。

司会者「Aさん、あなたの帽子は何色でしょう?」
参加者A「……わかりません」
司会者「Bさん、あなたの帽子は何色でしょう?」
参加者B「……わかりません」

Cであるあなたには、AとBの帽子が見える。両方ともだ。

司会者「Cさん、あなたの帽子は何色でしょう?」
参加者C「……」

さあ、Cであるあなたの帽子の色は何色?

面白さと好奇心

先日、茉崎ミユキさんの『数学ガール ゲーデルの不完全性定理①』を読んで、原作の方を読んでみたくなったので、他の気になっていた本と一緒に注文。本日届きました。

結城浩さんの『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』です。

本日は仕事が休みだったこともあり、早速読みふけっておりました。

もっと若いとき、できれば高校生のときに読みたかった…。

もっとも私が高校生の時は出版されていませんが…。そして、高校生の頃には読書なんかしてなかったのですが…。

小学生の頃はシャーロックホームズとか、エラリークイーンとかのミステリーを少し読んでいた記憶はありますが、中学校・高校と、あまり本を読んでいませんでした。中学・高校の6年間で読んだ本は『三国志』と『ギリシア神話』くらいです。

しかし、大学生になってから、結構本を読み始めました。

理由のひとつは、勉強のため。

本もあまり読まない割には、文学部に入ったため、「有名どころくらいは読んでおこうか」という理由です(結局のところ、文学関係の本はあまり読んでいません…)。

もうひとつは、面白い本に出会ったから。それが京極夏彦さんの小説です。

最初に読んだのは『百鬼夜行―陰』(これは、最初に読むべきじゃなかった。)

次が『塗仏の宴』。で、これが自分にとってはものすごく面白かったのです。

様々な物語が一つの結末に向かって収束していく、その構想力に驚きました。

そして、様々な薀蓄も語られています。「妖怪」についてはもとより、脳や意識のことについても。

ものすごく興味をそそられました。他の作品も読みたいと思いました。

ちょっとカッコよく言えば、知的好奇心をそそられました。


結城浩さんの『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』も、先述の京極さんの小説を読んだときと同じ感覚になりました。


今思えば、中学や高校のときでも、知的好奇心をそそられるものは周りにありました。たとえば、中学・高校では、『三国志』と『ギリシア神話』を読んだと言いましたが、これらを読もうと思ったきっかけは、TVゲームです。

また、国語の教科書に載っていた夏目漱石の『夢十夜』など、大学生になってからではありますが読みました。


好奇心をそそられるときは、面白いかどうか。

面白さは、好奇心の原点です。

私にとっての読書の楽しみは、面白さを見つけること。

自分にとって何が面白いのか、を探すことです。

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