「ものもらい」ができると、祖母のことを思い出します。
今はもうありませんが、私が子どもの頃、実家には井戸がありました。
「ものもらい」ができたときには、祖母のところに行き、小豆を一粒もらいます。
そして、祖母から教えられたおまじないを唱えながら、井戸に小豆を落とすのです。
そのおまじないとは、
「小豆が落ちたと思ったら、めいぼが落ちた」というもの。
小学校や中学校の友達に話しても通じなかったので、うちだけのおまじないなのでしょう。
ちなみに、「めいぼ」というのが、「ものもらい」のことです。目のイボで「めいぼ」だと思います。
「ものもらい」には、さまざまな呼び名があります。関西では「めばちこ」ですね。
WEB検索してみると、出典がちょっと不明ですが、下記の図のような分布があるようです。
一覧ではないですが、ロート製薬が作成している「ものもらいMAP」も参考になります。
「ものもらい」という言葉も方言のようです。
医学的には「ものもらい」は「麦粒腫」と「霰粒腫」の2種類があるようです。
「麦粒腫」は、まぶたには脂や汗の分泌腺や毛穴から細菌(主に黄色ブドウ球菌)が入っておこる急性の化膿性炎症。「霰粒腫」は、脂の成分を出すマイボーム腺がつまって炎症がおき、なかにかゆ状の分泌物がたまってしまったもの。
私にできたのは、病院には行っていませんが、おそらく「麦粒腫」の方です。
痛みもそれほどなく、徐々に収まってきています。
「小豆と思ったらめいぼが落ちた」私も中学生のときに朝めいぼが出来ているのに気付き祖母から小豆をもらっておまじないと言われ井戸に小豆(めいぼ)を落としたことを覚えています。(笑)
返信削除それから気にせず過ごしていたらその日の昼過ぎにはめいぼが無くなっていることに気づきました。
なんとも不思議な体験をしたことを覚えています。懐かしく思い投稿させていただきました。