2013/06/25

漢字のこじつけ

本来関係のないもの同士を、理屈っぽく無理矢理結びつけることを「こじつける」といいます。

「こじつける」の名詞形が「こじつけ」。

この「こじつける」や「こじつけ」の「こじ」というのは「こじ開ける」とか「こじ入れる」の「こじ」と同じだと思っていました。


手元の国語辞典を引くと、「こじ開ける」は「物をさしこんで、むりに、あける」、「こじ入れる」は「〔すもうで〕むりやり、相手のうでの下に自分のうでを入れる」という意味が載っていました。

それとともに、常用外漢字ではありますが、「抉じ開ける」「抉じ入れる」という漢字も載っています。


「抉(こ)じ」というのは、動詞「抉(こじ)る」の連用形。

「抉る」を引くと「〔ふたを取ったり、あけたりするために〕すきまなどに物をさしこんで、強くねじるようにする」という意味が載っています。

おそらく「こじれる」とか「こじらせる」と同源の語だと思います。


さて、「こじつける」ですが、これも「抉る」と「付ける」の合成動詞と考えられます。

意味的にも、関係のないものを無理矢理すきまにつっこんで結びつけるような感覚ですので、間違ってはいないと思っていますが、市村宏さん全訳注の『風姿花伝』を読んでいると、「こじつけ」のぴったりな当て字(だと思います)を見つけました。


「故事付」


ものごとにちょっとした故事来歴を付けてみる。


「こじつけ」というと、少し非難されている感じがしますが、「故事付」と書くと、ちょっと遊び心が見え隠れするような気がします。

当て字というのは元来このようなものなのかもしれません。


風姿花伝 (講談社学術文庫)
風姿花伝 (講談社学術文庫)

2013/06/24

わもんな言葉44-心聞士

このブログが、最近、わもんに浸食されつつあります。

浸食と書くと誤解を生みそうなので、新しい色を出し始めたという意味で「新色」といった方がいいか、それとも深く飾られ始めたので「深飾」と書いた方がいいか、などと言葉遊びをしつつ、新しい職業として「新職」をご紹介。

その職業とは「心聞士」。

「しんぶんし」ではなく、「しんもんし」と読みます。


コンサルタントの日本語名を考えて出てきた言葉とのこと。

その他の案として、「応援士」「救援士」「救命士」「掘削士」「聞き方士」などが出てきたようです(「心聞士(しんもんし) 誕生秘話【2013/04/14】」参照)。

どれも「士」が付いています。

「士」にこだわりを感じます。


「士業」と呼ばれる職業があります。

「弁護士」とか「税理士」とか。

「士業」とは何か?とWikipediaを見ると、「士業には、高度な専門性を要求される職業が多く、呼称は、その高度な専門性から取得難度の厳しい資格の名称の末尾に「士」の文字がついている場合が多いということに由来している。」とのこと。


また「心聞」は、「心を聞く」ではなく、「心で聞く」という意味。

「心を聞く」ならば「聞心」となるはず。


「心聞士」は、心で聞くことを専門とした職業。

全身全霊をかけて、相手の話を聞くことを生業としている方々。

上から読んでも下から読んでも、その読み方が変わらないように、常に相手シフトで話を聞く専門家です。


【追記】
ヤブログ放送室『心聞士宣言』


聞けば叶う〜わもん入門
聞けば叶う〜わもん入門

2013/06/23

わもんな言葉43-風は西から吹く

先日、沖縄日帰りを慣行したとき、飛行機に乗りました。

利用した航空会社は Peach です。

関西国際空港から那覇空港まで、予定フライト時刻は、行きは7:00発9:00着、帰りは20:55発22:45着。

行きの所要時間は2時間、帰りの所要時間は1時間50分。

帰りの時間の方が10分短くなっています。


ご存知の方もいるかと思いますが、これは偏西風の影響。

沖縄から大阪まで、つまり西から東へ飛ぶときは、偏西風が追い風となって早くなります。

逆に、東から西へ飛ぶときは向かい風となります。


目的地に向かうには、もちろん向かい風に立ち向かっていかなければならないこともあります。

また、追い風に乗ったとしてもどこかで降りなければならないときもあります。

しかし、追い風に乗れるときは、乗った方が効率よく、楽に進むことができます。


わもんの風は西から吹く。

目的地は人それぞれですが、方向が同じならば、追い風に乗るのは悪くない選択肢。

早く目的地に着きたい方、来たるべき向かい風に備えて力を蓄えたい方、そんな方々がわもんの風に乗っています。

そして先ほど、黒帯100人誕生の朗報がありました。


偏西風とは大局的に見た風のこと。

局地的に見ると、風は西からだけ吹いているわけではありません。

わもんの風も大局的に見た風。

局地的にはさまざまな風が吹いています。

ひとりひとりが羽ばたきながら一陣の風を起こし、その風を大局的に見るとわもんの風となります。

風に乗りつつ、風を起こす。

そして自ら風になる。


この「わもんな言葉」も一陣の風とならんことを。


聞けば叶う〜わもん入門
聞けば叶う〜わもん入門

沖縄日帰り【復路編】

往路編の続き)

さて、今度は帰りです。

予定を再掲。


【復路】
●20:55那覇空港→22:45関西国際空港
帰りも同じくPeach。
MM220便。

「まぁ、遅くまで電車は動いているし、何とかなるだろう」と思っていたので、関空に到着後のことは考えておりませんでした。


で、たまたま沖縄で同じ便に乗る大阪の方がいて、「その便で帰ると23:09発の関空快速に乗らないと御堂筋線ないよね」

「えっ!?」


Google先生に聞いてみると、23:09に関西空港駅から出発する関空快速ならば、天王寺に23:53着。

天王寺で大阪市営地下鉄御堂筋線に乗り換え。

御堂筋線の終電は、00:05に天王寺発。

23:09発の次の関空快速は23:32発で、天王寺着は00:16。

たしかに御堂筋線の終電がありません…。

またもや、かつかつの予定となりました。


★教訓その5★
困っていなくても話をしよう!


復路の予定は以下になります。

【復路(再確認)】
●20:55那覇空港→22:45関西国際空港(Peach、MM220便)
●23:09関西空港→23:53天王寺
●00:05天王寺→00:26新大阪(終電)


さて、往路編でも書いたように、ピーチは第2ターミナルに発着します。

第2ターミナルからシャトルバスで、約10分で第1ターミナルと連絡。

第1ターミナル近くに関西空港駅があります。


まあ、何とかなるか。


同じ便で帰る大阪の方は、関空で1泊予定でしたので、飛行機に乗り込むときに別れを告げました。

定刻通りに那覇空港から離陸。


が、大阪は雨模様。

少し飛行機の到着が遅れます。

到着は22:55頃ではなかったかと(正確な時刻は見ていません)。


一番ではないものの飛行機から真っ先に降り、早歩きで荷物の受け渡し場を過ぎるのは一番に。

ちょうど出発しようとしているシャトルバスに乗り込み、第1ターミナルを目指します。


ふとここで気付きます。

「第1ターミナルから関西空港駅まで、どう行く?」


行きはタクシーで第2ターミナルまで直接行ったため、どこにシャトルバスが到着するのか、バス降り場からどう向かえば駅まで一番近いのかを知りません。

ここで、勝手に想像します。

「このシャトルバスには御堂筋線に乗りたい人がいる(はず)」


真っ先にバスを降りたいところでしたが、少し待って降りる人を見ていると、急いでいる女性2人組を発見!

ついていきました(^-^;)


★教訓その6★
迷ったら直感を信じよう!


が、途中2人組の1人が止まって、もう片方に向かって「どっち!?」と叫びます(実際は、叫ぶほどは声を上げていませんが)。

いっしょに止まると怪しい人になるので、すかさず辺りを見渡し、駅への案内を見つけ、2人組を置いて駅へ向かいます。


で、駅の改札へ着いたのですが、次の電車を表示する電光掲示板は、23:09の関空快速から23:32の関空快速へ切り替わり…。

…間に合いませんでした。


念のため関空のもう一つの南海電車の次の便を確認すると、23:29発の空港急行がありましたが、この空港急行の難波着が00:12。

いけるか、と淡い期待を持って、御堂筋線なんば駅からの終電を確認すると00:12発。

キビシイ。


結局、23:32発の関空快速に乗り、天王寺で環状線に乗り換え、大阪(梅田)までは帰ることができました。

そこからは…、タクシー。


日帰りすることはできましたが、移動が一番バタバタした1日でした。

しかし、次の機会は「いける!」と踏んでいます。

飛行機が飛べば(^-^;)



■■沖縄日帰りおすすめ(?)プラン■■
※時刻は当時のものですので、実行する場合は必ず時刻表等の確認をお願いします。

【往路】
  • 05:09新大阪→05:29天王寺(御堂筋線、始発)
  • 05:37天王寺→06:21関西空港(JR関空快速)
  • 第1ターミナル→第2ターミナル(シャトルバス)
  • 06:35チェックイン
  • 07:00関西国際空港→09:00那覇空港(ピーチ)

【復路】
  • 20:30チェックイン
  • 20:55那覇空港→22:45関西国際空港(ピーチ)
  • 第2ターミナル→第1ターミナル(シャトルバス)
  • 23:09関西空港→23:53天王寺(JR関空快速)
  • 00:05天王寺→00:26新大阪(御堂筋線、終電)


■■教訓まとめ■■
  1. 計画は始めから終わりまでしっかり立てよう!
  2. 初めてのことならば、なおのこと計画をしっかり立てよう!
  3. かつかつの計画のときこそ、都度立ち止まって細目な確認をしよう!
  4. 困ったときは話をしよう!
  5. 困っていなくても話をしよう!
  6. 迷ったら直感を信じよう!

2013/06/22

沖縄日帰り【往路編】

先日、沖縄日帰りを慣行しました。

何のために沖縄日帰りをしたのかは、また別の機会に書くとして、そのときのルートなどを今後の参考のために(?)記しておこうと思います。

なお、ここに記しているのは、当時の時刻表に基づいていますので、今後実行する場合は、必ず時刻表などを確認するようにしてください。


当初は、以下のルートで予定を立てていました。

【往路】
●05:09新大阪→05:29天王寺
最寄駅は新大阪駅です。
市営地下鉄の始発で、天王寺に向かいます。
●05:37天王寺→06:21関西空港
天王寺で乗り換え。
JR関空快速に乗り、関空に向かいます。
●07:00関西国際空港→09:00那覇空港
予約を取っていたのは、PeachのMM221便です。

【復路】
●20:55那覇空港→22:45関西国際空港
帰りも同じくPeach。
MM220便。


今回利用した航空会社はPeach(ピーチ)です。

LCC(low cost carrier)ですので、料金は安いのですが時間厳守。

国内線の場合、出発時刻の30分前(今回利用した関西国際空港と那覇空港は25分前)にはチェックインをしなくてはなりません。

復路の関西国際空港(関空)から先の予定を書いていないのは…、考えていませんでした(^-^;)

★教訓その1★
計画は始めから終わりまでしっかり立てよう!


今回、沖縄に行くのは、実は初めて。

初めての沖縄が日帰りであるのは少し寂しいですが、まあそこは置いといて…。

関空に行くのも、ピーチを利用するのも初めてでした。

★教訓その2★
初めてのことならば、なおのこと計画をしっかり立てよう!


さて、まずは往路です。

早起き(というかほとんど寝ていない…)して、地下鉄の始発に乗り込みます。

無事、定刻通りに天王寺駅に到着し、JRへ乗り換え。

5:37発の関空快速の発車するホームを探します。

時間的には余裕で間に合いました。

そしてホームで電車を待っているのですが…、来ない。

5:37を過ぎたのに…、来ない。


不安になって、ホームの電光表示板を見ると…、

「関空特急はるか 6:38発」

えっ!?


ホームを間違えていました…。

★教訓その3★
かつかつの計画のときこそ、都度立ち止まって細目な確認をしよう!


次の関空快速を調べると、5:57発で6:41に関西空港着。

飛行機は7:00発で、25分前にはチェックインをしなければならないから…、無理!!

google先生に聞いてみたものの、電車はなさそうです。

となれば、車…、タクシーか。


JRの自動改札では、当然止められ、駅員さんに入ったばかりであることを説明。

しかし、入ってから時間が立っているため、入場料を支払い…、タクシー乗り場を探します。

この辺は運よく、迷わずタクシー乗り場が見つかります。


乗ったタクシーで、関空までと行先を告げ、「7:00発に間に合いそうですか?」と尋ねたところ、何とか行けそうだとの回答。

雑談しつつ、タクシー出発。


タクシーの運転手さんの話では、ゴールデンウィーク中にも同じようなお客さんを乗せて走ったことがあるようで、「ピーチってやつは時間過ぎると乗れないらしいね」「ピーチの乗り場は、駅よりもさらに向こうにあってね」という話をされたので、「僕も、そのピーチに乗ります」

「それならもっと急がなあかんな」

と、ちょっとスピード上げて対応してくれました。

まぁ、事故とか検挙とかになっては、元も子もないので、「間に合わなかったら、他を探すので大丈夫ですよ」など、少し強がりながら雑談。

ピーチの搭乗口がある第2ターミナルまでタクシーを飛ばしてくれました。

お名前を確認するのを忘れてしまい申し訳ありませんが、この場を借りて、ありがとうございます。

と、書いた後、関空へ向かうタクシーの中から撮った写真を見ると、お名前も写っていました♪
(ここでは編集したものをUPしています。)



ちなみに、ピーチは関空の第2ターミナルで発着陸。

第1ターミナルは関西空港駅から近いのですが、第2ターミナルは第1ターミナルからシャトルバスで約10分。

第1ターミナルでタクシーを降りていたら、間に合わなかったと思います。

★教訓その4★
困ったときは話をしよう!


そして、チェックイン(ギリギリ)!

何とか飛行機に乗ることができました♪


復路編へ続く)

2013/06/16

大山康晴×羽生善治

大山康晴さん(十五世名人)と羽生善治さん(当時、五段)の対局がYouTube上にありました。

第38回NHK杯争奪将棋トーナメント3回戦。

1988年(昭和63年)12月18日放送分。







素人ながら、「いい勝負だな」と思いました。


最近、加藤一二三さんの『羽生善治論――「天才」とは何か』を読んで、「羽生マジック」とはどんなものだろうと動画を眺めていると発見。

いつまでUPされているかわからないので、勉強がてら、棋譜を作成しました。

間違えている箇所があるかもしれませんので、ご了承ください。

▲先手:羽生
△後手:大山
  1. ▲7六歩
  2. △3四歩
  3. ▲2六歩
  4. △4四歩
  5. ▲4八銀
  6. △4二銀
  7. ▲5六歩
  8. △5二飛
  9. ▲6八玉
  10. △6二玉
  11. ▲7八玉
  12. △7二玉
  13. ▲5八金右
  14. △8二玉
  15. ▲3六歩
  16. △4三銀
  17. ▲6八銀
  18. △7二銀
  19. ▲2五歩
  20. △3三角
  21. ▲5七銀左
  22. △5四歩
  23. ▲6八金直
  24. △9四歩
  25. ▲9六歩
  26. △6四歩
  27. ▲4六歩
  28. △3二金
  29. ▲3七銀
  30. △7四歩
  31. ▲3八飛
  32. △6三銀
  33. ▲3五歩
  34. △7二飛
  35. ▲3四歩
  36. △同銀
  37. ▲2六銀
  38. △4三銀
  39. ▲6六銀
  40. △6五歩
  41. ▲7七銀
  42. △6四銀
  43. ▲9七角
  44. △7五歩
  45. ▲同歩
  46. △4五歩
  47. ▲同歩
  48. △9五歩
  49. ▲8六角
  50. △8四歩
  51. ▲4四歩
  52. △同銀
  53. ▲7六銀
  54. △5三銀左
  55. ▲7七桂
  56. △4二飛
  57. ▲4四歩
  58. △同飛
  59. ▲4七歩
  60. △4二飛
  61. ▲3五銀
  62. △9六歩
  63. ▲7四歩
  64. △7五歩
  65. ▲同銀
  66. △同銀
  67. ▲同角
  68. △6四銀打
  69. ▲7三銀
  70. △同桂
  71. ▲同歩成
  72. △同玉
  73. ▲6五桂
  74. △8三玉
  75. ▲5三桂成
  76. △7二飛
  77. ▲7六歩
  78. △7五銀
  79. ▲6三成桂
  80. △7一飛
  81. ▲7五歩
  82. △同飛
  83. ▲7六歩
  84. △同飛
  85. ▲7七歩
  86. △8九銀
  87. ▲6九玉
  88. △7七角成
  89. ▲同金
  90. △同飛成
  91. ▲6五角
  92. △7四歩
  93. ▲6八金
  94. △7五竜
  95. ▲7六銀


羽生善治論  「天才」とは何か (角川oneテーマ21)
羽生善治論 「天才」とは何か (角川oneテーマ21)

2013/06/13

助詞力UP

女子力を上げたいとは思わないのですが、助詞力は上げたいと思っています。

助詞だけでなく、言葉を巧みに操りたいと思うのです。

言葉巧みに人を操りたいのではありません。


今読んでいる、高野登さんの新書『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』の中で次の話がありました。

「学校に行ってきまーす」と「学校へ行ってきまーす」の違いの話です。

 …「学校に行ってきまーす」というときには、何をしに行くのかの目的があります。もちろんそれは、勉強や運動等々、学ぶために行くわけですから、「おお、しっかり勉強してこいよ!」と声をかけ、子どもを送り出すことができます。
 一方、「学校へ行ってきます」には、明確な目的がありません。「へ」は場所や方向をさしているだけだからです。ですから、「おお、学校へ行くのか。何しに行くんだ? 今日、何かあるのか?」ということにもなってしまいます。…


この箇所を読んだときに、「そうそう、助詞の違いだけで意味は変わる」とあらためて思いました。

「どこに行くの?」と問われて、「遊びに行く」とは言えますが、「どこへ行くの?」と問われて、「遊びへ行く」とは言えません。


私の受け答えの中で、ひとつの定番のようになっているものが、助詞の「は」によるものです。

例えば、「今日は元気だね」と声をかけられると、ほとんどの場合、笑いながら、「今日も、元気です(笑)」と答えます。


「今日はかっこいいね」
「今日はきれいだね」
「今日は素直だね」

など、今日「は」と言われてほめられたりすると、うれしくもあるのですが、「んじゃ、いつもはどうなんだ?」と思ってしまうのです。

別に言っている相手は悪気があって言っているわけではないことも知りつつも。


「は」という助詞は、主題を表わす助詞としても使いますが、対比を表わす助詞でもあります。

今日は、と言われると、私は、今日以外と対比して考えてしまいます。

「今日は特に素敵ですね」とか言われると、返す言葉がなく嬉しく思います(笑)。


一方で、よく無意識に使ってしまって「また言ってしまった」という助詞もあります。

「で」という助詞です。

「これでいいです」など。


「これでいいです」と言うと、何だか妥協してこれにした、というようなニュアンスに感じます。

「これがいいです」と言えば、何だかベストな感じがして、できるだけ「で」ではなく「が」を使おうと思うのですが、口から出た後に「ここは『が』を使うところだった」と思ってしまいます。


そんな細かいことを…、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、そんな細かいところが気になり、私は面白いのです。


『リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ』は、タイトル通り「ホスピタリティ」をテーマにした本です。

細やかな言葉遣いに気を配ることも、ホスピタリティ、おもてなしにつながります。

助詞力を上げると、女子力も上がるかもしれません。


リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ (角川oneテーマ21)
リッツ・カールトン 至高のホスピタリティ (角川oneテーマ21)

2013/06/02

わもんな言葉42-玄(えん)

以前に、わもんな言葉で「玄」について書きました(「わもんな言葉35-玄」参照)が、その時は読み方が決まっていませんでした。

そして最近、「玄」の読み方が決まりました。

「玄」と書いて「えん」と読む、とのこと。


さて、なぜ「えん」となったのか。

理由は…知りません(^-^;)


推測や言葉遊びも交えながら、紐解いてみます。


普通に読むならば、「玄」は「げん」です。

それが「えん」になるということは…「G」がなくなっている。

「げん(gen)」から子音の「g」をとって、「えん(en)」です。


「G」から思い起こすものといえば「重力」。

重力(gravity)の頭文字をとって、「G」といえば「重力」とか「重力加速度」を意味します。

その「G」がなくなったということは、重力がなくなった「無重力」状態。


また「g」は「グラム」という重さの単位でもあります。

重さがなくなり、飛び立ったことを表しているのかもしれません。


はたまた「G」がなくなった…「自我」なくなった…「離我」に通じるのかもしれません。


言葉遊びはともかく、やぶちゃんは「玄」について、「私が『玄』になれるは、亡くなった後かもしれません」と言います。

以前の「わもんな言葉35-玄」でも書いたように、「玄」という漢字には、「ほの暗くてよく見えない」「奥深くて暗い」という意味があります。

「玄徳」というのが、「木にたとえると根に相当するところの徳」ならば、「玄」は木にたとえると根に相当するもの。


重力に縛られず、肉体にも縛られず、人の心に種を蒔き、根を張り、その人の中で生き続ける。

そんなわもんな人が「玄」なのかな、と想像します。


吉田松陰は、『留魂録』の中で、以下の言葉を遺しています。
義卿三十、四時已に備はる、亦秀で亦実る、其の秕たると其の粟たると吾が知る所に非ず。若し同志の士其の微衷を憐み継紹の人あらば、乃ち後来の種子未だ絶えず、自ら禾稼の有年に恥ざるなり。

人間の一生を四季に例え、松陰は自分の死を間近に控え、自分自身にも四季があり花咲き実をつけたはずだと述べます。

その実は籾殻なのか、それとも粟なのかは自分の知る所ではないが、この志を受け継ぐ人があれば、それは蒔かれた種子が絶えず、収穫のあった年に恥じないであろう、と。


私自身も、歴史に名を残したいとまでは思いませんが、せめて身近な人の心には残っていたいと思っています。


吉田松陰 留魂録 (全訳注) (講談社学術文庫)
吉田松陰 留魂録 (全訳注) (講談社学術文庫)


6月6日午前6時~7日午前6時、『聞けば叶う』Amazonキャンペーンが実施されます。
聞けば叶う〜わもん入門
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2013/06/01

コンビニのストロー

コンビニで1Lパックの牛乳を買って、家に帰って冷蔵庫に入れようとしたところ、レジ袋にストローが入っていました。

とっさに「これは、いらんやろ」と思ったのですが、善意で入れてくれたものでありますし、「ストローがほしい方もいるのかな」と思い直しました。

ただ、1Lパックの牛乳を、ストローをさして飲んでいる方を見かけたことはありませんが。


しかし、これが1Lの麦茶とかならば、ストローがほしいという方の人数は増えるように思います。

実際に、そのように飲んでいる方も見かけたことがあります。


その違いは何なのかを考えると、飲み物や食べ物には「重い」ものと「軽い」ものがあるように思います。

私にとって、牛乳は重い飲み物、麦茶は軽い飲み物です。

「軽い」「重い」を明確に分ける基準はありません。

ただ何となく、感覚的なものです。


食べ物でも、油ものは重い食べ物、サラダ系は軽い食べ物。

食材でいうと、肉類は重く、野菜は軽い。

カロリーとも関係しているのでしょうか?


重いもの、軽いもの、どちらも食べたり飲んだりします。

食べ物・飲み物に、全くこだわりはないのですが、バランスはとるようにしています。

というよりも、重いものばかりだとお腹がくるしいですし、軽いものばかりだと、食事をしたという気にならないからです。


で、話をもとに戻すと、私にとって牛乳は重い飲み物なので、1L飲むと重すぎる。

だから、ストローで飲むことはないので、やっぱり「ストロー、いらんやろ」