2017/03/24

木の成長に印をつける

「木」という漢字は、横棒を書き、縦棒を書き、横棒と縦棒の交点から左下、右下へ斜めにはらった形をしている。象形文字で、立ち木の形を描いたものだという。

木の根の太い部分に印をつけて、その部分を示すと「本」という漢字になる。「根本(ねもと)」の「本(もと)」である。

木の枝の先の方に印をつけるて、その部分を示すと「末」という漢字になる。「梢(こずえ)」とは「木(こ)の末(すえ)」である。

まだ伸び切らない枝を示すと「未」という漢字である。未だ伸び切ってはいない。


儒学の古典である『大学』に次の章句がある。
物に本末あり。事に終始あり。先後する所を知れば則ち道に近し。
木に本末があるように、物に本末がある。

本とは根本(ねもと)であり、根本(こんぽん)である。本質であり、本来である。

末とは梢(木の末)であり、枝葉末節である。花咲くこともあれば、実をつけることもあるだろう。

未とは末まで未だ伸び切っていない。しかし成長すると枝葉となり、花が咲き、実をつける。


本来とは過去を示すことがある。未来は可能性に満ちている。世も末だと終末思想につながる。


未知のことでも既知となる。未から末へと成長する。言葉という葉をつける。

言葉は結果という果実をつける。実は種となり芽を出していく。やがて書物、本となる。

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