2011/01/06

誕生日おめでとう

今日、1月6日は私の誕生日でもありますが、名探偵シャーロック・ホームズの誕生日とも言われています。私はシャーロッキアンと呼べるほど詳しくはありませんが、ホームズシリーズは好きです。そして、ホームズの誕生日が1月6日と言われていることを知ったときは、自分と同じ誕生日でうれしくもありました。

さて、正典(コナン・ドイル著作のホームズシリーズ)では明言されてはいないので、なぜこの日がホームズの誕生日といわれているのか、ちょっと気になったため調べてみました。




まずは、Wikipediaの記述より。
生年月日や家族など私的な事柄については、本編中にはっきりした記述はない。ただ、生年月日は1854年[注釈 2]1月6日とする説が有力である。ウィリアム・シェイクスピアの『十二夜』の台詞を複数回引用したり、『恐怖の谷』で1月6日に誕生日を徹夜で祝ったともとれる描写があることから、多くの読者に支持されている。
[注釈2]1852年、あるいは1853年生まれの説も有力であるが、シャーロキアンの集まりでもっとも大きなグループの一つであるベーカー街不正規連隊では、1854年生まれであると結論づけている。(『詳注版シャーロック・ホームズ全集』1巻、203頁)。

シェイクスピアの『十二夜』のセリフを複数回引用していること。『恐怖の谷』(正典のひとつ)で1月6日に誕生日を徹夜で祝ったともとれる描写があること。この2つが、1月6日生まれ説の理由となっているようですね。

残念ながら、今、手元にホームズシリーズがなく(実家にはあるが…)、どちらの理由もすぐに確認することができないので、他のサイトも当ってみましょう。

まずは、みっちょんさんのサイト『The World of Holmes
こちらのサイトのQ&A「シャーロック・ホームズの誕生日は何日でしょうか?」を読みましたが、こちらには、
今となっては「1月6日」をどのような理由でクリストファー・モーリーが提言したかの憶測はできますが真相は判りません。ホームズ研究家のJ・ホールは「不確実な証拠によって決定された日付を否定してしまうと後には何も残らなくなり、日付はうすれゆく空の彼方に消えてゆく」と言っていますので、1933年にBSI創立者クリストファー・モーリーが提言した「1月6日」を---シャーロック・ホームズの出生証明書が発見されるまで---世界中のシャーロッキアンは誕生日としてお祝いする事が続くと思います。
との記述。なぜ1月6日なのか、ということは先述の2つの理由以外にわかりませんでしたが、以下も確認されました。
  • 1月6日説は、BSI(ベイカー・ストリート・イレギュラーズ:最古のシャーロッキアン団体)の創立者クリストファー・モーリーが、1933年に提言した
  • W・S・ベアリング-グールド(解説と注)・小池滋(監訳)『ベアリング-グールド解説と注版シャーロック・ホームズ全集』(1982.東京図書)のpp.203-204に以下の記述がある
    ・「『1月6日』については『恐怖の谷』の中に証拠がある。この興味深い事件は(1888年)1月7日に始まり、その朝ホームズは「頬杖をついたまま、目の前の朝食には手をつけようともせず」とある。『明らかに』と、ネイサン・L・ベンジス氏が「何月か?」の中で書いている。「前の晩に名探偵の誕生祝いのささやかな宴会があって、食欲がないのは宿酔(ふつかよい)の正ではないか。』」
    ・「その上ホームズはよくシェイクスピアを引用しているのは『十二夜』だけである。『十二夜』とは1月6日のことだ。ホームズがことさらこの劇が好きなのは、1月6日が自分の誕生日だからである」
    ・「古代の占星術がさらにヒントを示してくれる。イギリスの占星術の雑誌『予言』の1964年3月号でジョーン・レヴェル氏が1854年1月6日の夜明け前にさそり座が東地平線上5度ないし25度にあったこを指摘している。『さそり座は[ホームズにぴったり合う。[中略] 無表情で容赦なく大胆な謎の探求者、毒物学と化学にも手を染める。」

『十二夜』の引用と占星術では、根拠として弱いようですね。『十二夜』の引用がどこであるのかは少し気になりますが。

次に確認すべきところはやはり原典『恐怖の谷(The Valley of Fear)』になろうかと思います。が、今手元にないため、サイト上の原典に当たろうと思いますが、時間的都合で今後の課題とします(^-^;)
※原典はこちらを参照予定(英語サイト)
Camden House: The Complete Sherlock Holmes

ホームズ、誕生日おめでとう!!
自分にもおめでとう(^-^;)

【追記】
『恐怖の谷(The Valley of Fear)』の冒頭に、以下の文がありました。
He was too much absorbed with his own thoughts to give any immediate answer to my remonstrance. He leaned upon his hand, with his untasted breakfast before him, and he stared at the slip of paper which he had just drawn from its envelope.
そして、これは確かに1月7日の朝のことのようですが、前日に宴会があったとか、2日酔いだとか、という記述は見当たりませんでした(英語力不足のため、見逃している可能性はあります。)

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