デイヴィット・S・キダー&ノア・D・オッペンハイム、小林朋則(訳)
『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』からテーマをいただき、
毎日更新中。
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『世界の教養365』では、エラトステネスは地球の大きさを測った人として書かれている。
毎年、一年で最も長い日の正午になると太陽の光が底まで届く井戸が、エジプトのシエネという町の近くにあった。そこでシエネで太陽が真上に来るときに、シエネの真北に位置するアレクサンドリアで太陽が真上からずれている角度を測ることができれば地球の大きさを推定できるのではないかとエラトステネスは考え、実際に測ってみた。
地球の大きさを推定したいと思い、その方法を考えたのか、それとも方法を思いついたのでやってみたいと思ったのか。どちらにせよ、こういった発想の話は好きである。
『世界の教養365』の豆知識欄に書いてあるが、エラトステネスは地球の大きさを測る以外でも名を残している。そのひとつが「エラトステネスの篩(ふるい)」だ。
「エラトステネスの篩」というのは、素数を見つけ出す古典的な方法で、自然数から合成数を取り除けば(篩にかければ)、残りが素数であるというものである。たとえば、1から100までの自然数があるとして、そこから、最初の素数2の倍数を取り除く、次に3の倍数を取り除く、次に5の倍数を取り除く、…というように小さい素数の倍数から順番に取り除いていけば合成数が取り除かれていく。そうやって小さい素数から順に特定していくやり方である。(言葉では説明しにくいし、わかりにくいですね…。詳しくはWikipediaなどでご確認ください。)
2019/02/14
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