しかし、書くことが見つからなかったりすると途切れてしまう。無理なく続けるにはどうすればいいだろうか、と考えていた。
多少の強制力は必要だろうが、プレッシャーで書けなくなってはいけない。自分にも他人にも、書きたい読みたいと思うようなことは何か。そんなものが毎日書けるのか。
そもそも自分が興味を持つことはどのようなことなのか。
そんな中、自分の興味の範囲は「リベラル・アーツ」にあるのではないかと思い至った。
ギリシャ・ローマ時代に理念的な源流を持ち、ヨーロッパの大学制度において中世以降、19世紀後半や20世紀まで、「人が持つ必要がある技芸(実践的な知識・学問)の基本」と見なされた自由七科のことである。具体的には文法学・修辞学・論理学の3学、および算術・幾何(幾何学、図形の学問)・天文学・音楽の4科のこと。まだ範囲が広すぎるのだが、ひとまず仮置きとしてリベラル・アーツを興味の対象としておこうと思った。
Wikipedia「リベラル・アーツ」より
最近売れている本のひとつに『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』がある。自分の興味の対象を「リベラル・アーツ」としたとき、「教養」のことを連想し、そこからこの本のことを思った。
1日1ページ、365日のテーマが得られるのではないか。
早速本屋へ行き、購入した。
『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』では、364個の項目を取り上げている。1日1ページ、曜日ごとに7つの分野を52週間で読めるようにしている(7×52=364)。曜日ごとの分野は以下の通り。
この本の項目にしたがって、毎日のブログ更新を1年間続けてみようと思う。
- 月曜日――歴史
西洋文明の発展に貢献した人々や出来事を探る。- 火曜日――文学
偉大な作家の生涯と、その代表作――現在も多くの読者をとりこにしている詩や小説――のあらすじを見る。- 水曜日――視覚芸術
世界で最も影響力の大きい絵画・彫刻・建築作品を生み出した芸術家や芸術運動を紹介する。- 木曜日――科学
ブラックホールの起源から電池の仕組みまで、科学の不思議を簡単に解説する。- 金曜日――音楽
偉大な作曲家たちにインスピレーションを与えたもの、楽譜の読み方、モーツァルトがこれほど人気がある理由など、音楽の遺産を概観する。- 土曜日――哲学
古代ギリシアから20世紀まで、人類最高の思想家たちが、人生と宇宙の意味を解明しようとしてきた努力を取り上げる。- 日曜日――宗教
世界のおもな宗教とその教義を概説する。