デイヴィット・S・キダー&ノア・D・オッペンハイム、小林朋則(訳)
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視覚芸術分野、最初の項目は「ラスコー洞窟の壁画」(画像はWikipediaより)。
ラスコー洞窟は、フランスのモンティニャックという村にある。1940年、4人の少年がたまたま洞窟に入って発見された。1万5000年から1万7000年前(旧石器時代)に描かれたものだという。
1948年に一般公開されたが、壁画が傷んできたため1963年に閉鎖。現在はレプリカの洞窟がつくられ、そこで閲覧可能である。
壁画が描かれた目的については諸説ある。「この洞窟の形状を見て動物の形に似ていると考え、そのイメージをほかの人に伝えようとして目立つ印を付け加えた」「呪術的な儀式に使われた」など。
日本においては、洞窟壁画でぱっと思い浮かぶものはない。
壁画というもう少し大きなくくりにすると、有名なのは高松塚古墳やキトラ古墳の石室に描かれた壁画ではないだろうか。時代でいえば、飛鳥時代か奈良時代あたりだろうか。
2019/02/06
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