2019/02/05

第1週第2日(火)『ユリシーズ』

デイヴィット・S・キダー&ノア・D・オッペンハイム、小林朋則(訳)
『1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365』からテーマをいただき、
毎日更新中。
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第1週第2日(火)は、ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』。読みたいけれど読んでいない本のアンケートをとると上位に必ず入るのではないでしょうか。私は読んでいません。

ただ、ジェイムズ・ジョイスの他の作品ならば、見たことはあります(読んだとは言い難いです)。

見たことのある作品は、『若き芸術家の肖像』『ダブリン市民』『フィネガンズ・ウェイク』の3つ。

『若き芸術家の肖像』と『ダブリン市民』は学生時代に読んではみたものの、つまらないと思い古本屋へ。本を読みはじめたばかりのときで、英米文学科に入ったのだから文学作品くらいは読んでおこうと思ったのがきっかけです。小説自体もあまり読んだことがない時期に読んだので、よくわからずつまらないと思ってしまいました。今読んだらおもしろいのですかね。

『フィネガンズ・ウェイク』は柳瀬尚紀さんの訳であることから、ジョイスにもう一度挑戦してみようと思い読みはじめたのですが、時折思い出したように手にとるも通読できておりません。

今回の項目である『ユリシーズ』にも興味はありますが、まずは『フィネガンズ・ウェイク』の方を読みたいということ、そして、いろいろなところで『ユリシーズ』の粗筋や解説文を読むことがありますが、内容的にはあまりおもしろくなさそうであることから、しばらくは読まないと思います。

タイトルの「ユリシーズ」というのは、ギリシアの神話的英雄であるオデュッセウス(Odysseus)の英語形(Ulysses)。ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』の主人公です。『オデュッセイア』は、トロイア戦争の後のオデュッセウスの冒険の話で、神話的な物語もありおもしろい(『オデュッセイア』自体は読んだことはないですが、ギリシア神話は好きで、ホメロスの『イリアス』『オデュッセイア』はよく言及されます)のですが、ジョイスの『ユリシーズ』はなんとも言えません。

『世界の教養365』で書かれているストーリーを箇条書きで要約してみると、
  • ホメロスの『オデュッセイア』をダブリンのある一日(1904年6月16日)の出来事として作り変えたもの
  • 主人公レオポルド・ブルームが長い一日を送り、家に帰るまでのストーリー
  • ブルーム日常的ヒロイズムを実践している人物
とのこと。

『ユリシーズ』が有名な理由としては、
  • 登場人物を丹念に描写していること
  • 他の文学作品や芸術作品にそれとなく触れた箇所が多いこと
  • 言葉の斬新な使い方にあふれていること
の3つが挙げられていました。「言葉の斬新な使い方」については興味がありますが、『フィネガンズ・ウェイク』で充分かな(充分以上)と思っています。

あと、ジョイスのキーワードとしては「意識の流れ」という表現技法と、「エピファニー(顕現)」ですかね。

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