●シェイクスピア『ジョン王』(ちくま文庫)
今回書店に行った目的はこの本を買うことだった。松岡和子訳のシェイクスピア全集の最新刊(全集32)である。以前にも書いたことがあると思うが、本を読みはじめた頃に全集1として『ハムレット』が発刊され、そこから新しく発刊されるたびに買いそろえている(買いそろえているというのは、買っただけで読んでいないのもあるから……)。個人によるシェイクスピアの戯曲全訳まで、あと2作。
●ジョイス『ダブリナーズ』(新潮文庫)
先日買った『ダブリン市民』は(もちろん)まだ読めていない。今回買ったのは柳瀬訳の方。どうせ買うなら今日買っておこうと思い購入。
●復本一郎『俳句実践講義』(岩波現代文庫)
俳句に興味が出てきたので、俳句についてもう少し知りたいと思い選んだ本。俳句の作り方というようなハウツー系の本はたくさんあり、俳人や有名な俳句の紹介や解説の本もたくさんあったが、その両方を満たすようなものはないかと探したところ、この本が目についた。購入後、さっそく読みはじめ、まだ途中ではあるが、俳句の成立の歴史から実践の方法まで載っていて、学術的な俳論入門といった感じで、自分にとっては好みの書。読み進めていきたい。
●北村薫『詩歌の待ち伏せ』(ちくま文庫)
北村薫さんの本をいくつか読んだことがある。ミステリの「円紫さんシリーズ」と『盤上の敵』、そして『謎物語』というミステリに関するエッセイ。もと国語の先生だったと記憶している。詩歌に対して、僕はよくわからないことがおおく、北村さんの感受性のようなものは持ち合わせていないので、触れておきたいと思い購入。
●グレアム・ウォーラス『思考の技法』(ちくま学芸文庫)
帯に、ジェームス・ヤングの『アイデアのつくり方』の源泉となった本、という文句にひかれて購入。発想法・発見法の類の本は結構好きでいろいろと読んできている(実践できていないのが玉に瑕……)ので、その源泉となれば読んでみたいと思った。
●今野真二『振仮名の歴史』(岩波現代文庫)
以前見かけたとき購入をためらった本。今回また目に留まり、再三気にするならば、と購入。以前にもどこかに書いたかと思うが、僕の本の買うときのルールというか、迷ったときの基準として、その本の奥付を見て初版初刷りであれば買うということにしている。この岩波現代文庫は2020年3月刊で第1刷であった。
以前は集英社新書で2009年7月に発行されていて、岩波現代文庫への収録の際に、「補章」と「現代文庫版あとがき」が追加されているとのこと。
●セバスチアン・ジャプリゾ『シンデレラの罠』(創元推理文庫)
『物語の詩学』(だったか、『ミステリの詩学』だったか)という本で知った本。一人四役(探偵、被害者、記述者、犯人、だったか)のミステリということでいつかは読んでみたいと思っていたもの。たまたま目につき、他にも多数の本を購入しようとしていたので、この際一緒に買っておけと、今日買った本のなかでは衝動買いというのにふさわしい。
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