本はたいてい背を向けて書店に並んでいるものだ。
●清水義範『私は作中の人物である』(講談社文庫)
●井上ひさし『私家版 日本語文法』(新潮文庫)
●正岡子規『歌よみに与ふる書』(岩波文庫)
●正岡子規『墨汁一滴』(岩波文庫)
●正岡子規『病牀六尺』(岩波文庫)
●三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫)
●ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』(評論社)
●清水義範『私は作中の人物である』(講談社文庫)
柳瀬さんの『翻訳は実践である』に、清水義範さんの短編「船が洲を上へ行く」への賛辞が載っていた。短編集『私は作中の人物である』の文庫版解説として書かれた文章である。そのため、機会あれば「船が洲を上へ行く」を読んでみたいと思っていたので、『私は作中の人物である』を見つけたとき、すぐに手に取った。
●井上ひさし『私家版 日本語文法』(新潮文庫)
ブックオフに行くたびに目が留まっていたもの。読んではみたいが、どうしても読みたいというわけでもなく、自分ルールの「迷ったときは第1版第1刷なら買い」で外れることが多かった。今回も自分ルールに外れてはいたが、今回買った他の本も含め「機会あれば」というものばかりであったので、この際買っとけと思い購入。言葉、特に文法関係は好きな分野。
●正岡子規『歌よみに与ふる書』『墨汁一滴』『病牀六尺』(岩波文庫)
少し前に、正岡子規の『仰臥漫録』(岩波文庫)を買った。まだ少ししか読めていないが、『仰臥漫録』は子規の日々をつづった記録といった内容で、死を前にした病床でのことであることを思えば俳句にかける情熱というか、そのようなものを感じる。ただ、俳句の良し悪しとか、まだいま一つわかっていないので、子規の歌論みたいなものはないかと『歌よみに与ふる書』を読んでみようと思った。『墨汁一滴』『病牀六尺』は『仰臥漫録』と同じ系統の本であろうと思うが、ここで出会ったのも何かの縁と思い購入。こちらは読書欲より収集欲の方が強い。
●三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(メディアワークス文庫)
WEB上で、最新の『ビブリア古書堂の事件手帖』で、横溝正史が題材として取り上げられているという記事を見た。それが頭に残っていたのか、ブックオフで見かけたときに、読んでみようと思って手に取った。本の物語の物語を味わってみたい。
●ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』(評論社)
ティム・バートン監督が映画化したことで知っている人も多い作品。ダールについてはかなり前に『あなたに似た人』を読んだことがあるけれど、内容は思い出せない。「奇妙な味」の短編集といった記憶。柳瀬尚紀訳ということで購入。
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