先日、茉崎ミユキさんの『数学ガール ゲーデルの不完全性定理①』を読んで、原作の方を読んでみたくなったので、他の気になっていた本と一緒に注文。本日届きました。
結城浩さんの『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』です。
本日は仕事が休みだったこともあり、早速読みふけっておりました。
もっと若いとき、できれば高校生のときに読みたかった…。
もっとも私が高校生の時は出版されていませんが…。そして、高校生の頃には読書なんかしてなかったのですが…。
小学生の頃はシャーロックホームズとか、エラリークイーンとかのミステリーを少し読んでいた記憶はありますが、中学校・高校と、あまり本を読んでいませんでした。中学・高校の6年間で読んだ本は『三国志』と『ギリシア神話』くらいです。
しかし、大学生になってから、結構本を読み始めました。
理由のひとつは、勉強のため。
本もあまり読まない割には、文学部に入ったため、「有名どころくらいは読んでおこうか」という理由です(結局のところ、文学関係の本はあまり読んでいません…)。
もうひとつは、面白い本に出会ったから。それが京極夏彦さんの小説です。
最初に読んだのは『百鬼夜行―陰』(これは、最初に読むべきじゃなかった。)
次が『塗仏の宴』。で、これが自分にとってはものすごく面白かったのです。
様々な物語が一つの結末に向かって収束していく、その構想力に驚きました。
そして、様々な薀蓄も語られています。「妖怪」についてはもとより、脳や意識のことについても。
ものすごく興味をそそられました。他の作品も読みたいと思いました。
ちょっとカッコよく言えば、知的好奇心をそそられました。
結城浩さんの『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』も、先述の京極さんの小説を読んだときと同じ感覚になりました。
今思えば、中学や高校のときでも、知的好奇心をそそられるものは周りにありました。たとえば、中学・高校では、『三国志』と『ギリシア神話』を読んだと言いましたが、これらを読もうと思ったきっかけは、TVゲームです。
また、国語の教科書に載っていた夏目漱石の『夢十夜』など、大学生になってからではありますが読みました。
好奇心をそそられるときは、面白いかどうか。
面白さは、好奇心の原点です。
私にとっての読書の楽しみは、面白さを見つけること。
自分にとって何が面白いのか、を探すことです。