しかし、例えば名簿に書かれてある名前を見ながら読み間違えたわけではありません。オペレーターさんに声をかけようとして頭に漢字が浮かび、それを読み間違えたのです。
現在は100名近くいるオペレーターさんの名前は全員覚えているつもりです(本日間違えました…)が、新人オペレーターさんが入社したての頃は、まだ名前を覚えていないときがあります。そんなときに私はよく「苗字は漢字2文字で○○という文字が入っていた」とか、「字面はなんとなく覚えているけど」といった物言いをします。
名前を音ではなく漢字で覚えているようです。
ここで思い出したことが、「学習スタイル」
人には、ものの覚え方、学習しやすい方法がそれぞれあります。自分がどのような学習スタイルなのかを知り、その学習スタイルにあった方法で勉強などしていくことで、学習のスピードを早くすることができます。
自分に合った方法とは?
もちろん個人差はありますし、学習の対象によっても向き不向きがありますので一概には言えませんが、以下、学習スタイルの大まかな分類を確認したいと思います。
ものを覚えるときに、どの感覚が優位に働くかによって分類すると、「視覚派」「聴覚派」「触覚派」で分けることができます。
「視覚派」は、目で見て覚えるのが得意な人。「聴覚派」は、耳で聞いて覚えるのが得意な人。「触覚派」は、実際にやってみて覚えることが得意な人です。
それぞれの特徴を、lifehackerさんの記事から引用すると、以下です。
【視覚派】
- メモを取れば、必要なことを覚えられる
- 洋服は、試着してみるなどして、実際に自分の姿を見てから、買うかどうか決める
- 会議中にはメモを取る
- 相手が話しているときは、相手の顔を見ている
- 仕事に集中するときは、静かな環境がよい
- グラフ表示されているデータのほうが、数字データよりも理解しやすい
- 冗談を覚えるのはいや
- 電話番号は、電話機のダイヤルを押す順番を見れば覚えられる
【聴覚派】
- 本は読むより、テープなどで聴くほうがすき
- 一人で考えるより誰かとディスカッションしながら考えるほうが、仕事がはかどる
- 学生時代は、ノートをまめに取らずとも授業に出席しさえすれば、テストでよい点を取れた
- 「誰が」よりも「何を」言ったかを先に思い出す
- 新しい仕事に手をつける前にまずひとつの仕事をやりとげるのが好き
- 大きな騒音があっても、電話で友人と話し続けられると思う
- 語のスペルを忘れたら、声に出してみる
- スーパーでは、買い物リストを声に出して繰り返す
【触覚派】私の場合は、どれかと言われれば、視覚派です。そしてさらに言うと、おそらく言語派・文字派のような気がします。図や表があった方が理解は進みますが、図や表だけではあまり記憶に残りません。人の名前も、大体、名前から覚えます。名前から顔を思い出すことはできても、顔から名前を思い出すことはどちらかというと苦手です。「○○さんってどんな人?」と問われると、なかなか言葉が出てきません。
- 仕事をはじめるときは、計画せずにまず進める
- 仕事の合間、よくオフィスをうろうろ歩き回っている
- コーヒーショップや空港の待合室のような場所のほうが仕事がはかどる。
- 握手した人のほうがその人の名前を思い出しやすい
- 自転車通勤したい
- 仕事前に運動したほうが、一日快適に仕事ができる
- オフィスの室温が気になる
- ホッチキスなど日常使っているものを手に取ると、ふとこれに関係する昔の記憶が蘇る
他にも研究者によってさまざまな分類があります。
(参考:「学習者の学習スタイルを知る」)
ただ、注意していただきたいのは、分類自体が大切なわけではなく、これらの分類は、「どのような方法が自分にとって最も効率的に学習できるか」、また、何かを教えたりするときに「どのような方法を採れば相手にとって効果があるか」を知るための切り口だという点です。
私の場合、記憶力はそれほどいいわけではありません。コールセンターで様々な対応や処理を行っていますが、それらをすべて覚えているわけではありません。コールセンターでは毎日新しい情報が流れています。それらをすべて覚えていたらパンクしてしまいます。
しかし、私は「こんなことを言われているから、これのことかもしれないな」「あの手続きではこうなるから、この手続きではこうなるな」とか、「この情報は、たぶんこのあたりにあるな」とか、何かのキーワードやきっかけから様々なことが浮かんできます。いろいろなことを関連付けて覚えていて、芋づる的に引っ張り出してくるイメージです。
だから、関連付けができていないとなかなか覚えられません。何かの作業にしても、この作業はどういった意味があるのか? オペレーターさんから質問を受けたときも、なんでこんな質問をするのか? わからないとちょっと止まってしまうときがあります。
現在、私の働いているコールセンターでは、日々更新される情報をオペレーターさんに口頭で流しています。もちろん後で参照できるようにはなっているのですが、口頭で情報を流すことで理解が進むオペレーターさんもいれば、耳で聞くだけでは頭に入りにくいオペレーターさんもいる、ということをしっかりと認識した上でオペレーターさんの成長を促していきたいと思っています。
なんだか脈絡のない文章になってしまいました…。
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