2011/03/24

放射性物質について

福島第一原発付近の海や土壌から、基準値を上回る放射性物質が検出され、また、東京都の浄水場のひとつからも放射性物質が検出されました。

NHK「かぶん」ブログ
放射性物質 離れた海からも(3月22日)
東京都 乳児の家庭に飲料水配布へ(3月23日)
土から 通常の1600倍超の放射性セシウム(3月23日)

地震・津波の傷も癒えていないところに、また不安の種が広がりつつあります。


不安はわからないときに起こります。

「先が見えない」
「どうしていいかわからない」
「どうなるかわからない」

残念ながら、未来を確実に見ることはできませんが、見通しをたてる、予想することで、ある程度確率を上げることができると思います。「こうなりそうだ」「こうすればいいかも」


最近、原発に関する記事ばかり書いていますが、私は原発のことをあまり知りません。

自分自身の不安を払しょくするためのひとつとして、「勉強ノート」を書いています。

何度も書きますが、ここに書かれていることは、私の勉強ノートです。正確性や詳細に欠ける場合がありますので、その点ご注意ください。




■放射性物質とは何か?

Wikipediaによれば、「放射性物質とは、放射能を持つ物質の総称で、ウラン、プルトニウム、トリウムのような核燃料物質、放射性元素もしくは放射性同位体、中性子を吸収又は核反応を起こして生成された放射化物質」を指します。「放射能を持つ物質の総称」ですので、放射性物質の種類はいろいろとあります。

例えば、最近よく耳にするのが「放射性ヨウ素131」や「放射性セシウム137」。これらは原子力での発電過程で生成される物質です。放射性物質には他にも、自然界に普通に存在するものもあります。

例えば、「炭素14」。「放射性炭素年代測定法」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。これは、炭素14の半減期から年代を測定する方法です。

東北電力HPに放射性物質の例とその半減期の表がありましたので、以下に掲載します。(出典:電気事業連合会「原子力・エネルギー」図面集2010年版)


■半減期とは?

放射能は、時間の経過とともに減っていきます。放射能の量が半分に減るまでの時間を「半減期」といいます。

前述の東北電力HPで例として掲載されている放射性物質の半減期は、
ナトリウム24(24Na):15.0時間
ラドン222(222Rn):3.8日
ヨウ素131(131I):8.0日
コバルト60(60Co):5.3年
ストロンチウム90(90Sr):28.8年
セシウム137(137Cs):30年
ラジウム226(226Ra):1,600年
プルトニウム239(239Pu):2.4万年
ウラン238(238U):45億年
物質によって半減期がかなり違います。ちなみに炭素14(14C)の半減期は、約5,730年です。原子力発電の燃料のウランに含まれているウラン238は45億年! 発電過程で生成されるプルトニウム239も2.4万年と長い半減期です。


■放射性同位体とは?

こちらもWikipediaからですが、放射性同位体とは、「構造が不安定なため時間とともに放射性崩壊していく核種(原子核)」です。同じ元素で中性子の数が違う核種の関係を同位体と呼び、同位体には安定なもの(安定同位体)と不安定なもの(放射性同位体)があります。放射線同位体は時間とともに放射性崩壊して放射線を発します。

「ヨウ素131」とか「セシウム137」というように、元素名の後に数字がありますが、この数字が質量数です。ヨウ素の同位体は37種類あり、そのうち安定同位体は「ヨウ素127」のみとのこと(Wikipedia「ヨウ素の同位体」)。ヨウ素の陽子数は53ですが、安定同位体の「ヨウ素127」の中性子数は74、核分裂によって生成される「ヨウ素131」の中性子数は78です。(単純に言うと、陽子数+中性子数=質量数)


原子力発電における、物質生成の過程まで調べたかったのですが、本日はここまで。

【追記】
ブログ記事タイトルを修正しました。
「放射線物質」→「放射性物質」

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