荷物の整理をしていたら、ゼッケンとチップが入っていた袋に、「RCチップ」という表記があったので、WEB検索が容易にできました。
RCチップというのは、「ランナーズチャンピオンチップ(Runners Chimpion Chip)」の略で、オランダのチャンピオンチップ社が開発した計測システムで使われるチップのことらしいです。
チップの穴に靴ひもを通して、シューズに装着。
こんな感じです。
このチップでタイムを計測するようです。
今回の「淀川国際ハーフマラソン」では、スタート地点とゴール地点が同地点でした。今、思い出してみると、スタートゲート(=ゴールゲート)に少し盛り上がったえんじ色のゴムのようなマットが敷いてありました。それがおそらく「アンテナカーペット」ですね。
従来は、バーコード方式の計測システムが主流でしたが、RCチップを含む、ICチップ方式が主流になってきています。人手が少なくてすみ、なおかつ正確性も高いためです。
そして、このICチップにも2種類あり、「アクティヴタグ」と「パッシヴタグ」があるようです。「アクティヴタグ」は、電池を内蔵していて、通信距離が長い。「パッシヴタグ」は、電池を内蔵しておらず、通信距離が短い。RCチップは「パッシヴタグ」となります。
RCチップは、通信距離が短いので、シューズにつけて、アンテナカーペット上を通ったときに計測します。しかし、陸上競技においては、胸部の通過がゴールとなります(短距離走の写真判定でよく言われます)。胸の位置にから足元のカーペットまでの通信距離はRCチップでは計測できないようです。「アクティヴタグ」はそこをクリアするためのもの。ゼッケンに取り付けられ「RTタグ(Runners Torso Tag)」とも言われます。
「RCチップ」も「RTタグ」も、日本陸上競技連盟認可を得た公式計測システムです。
RCチップの方式は、ICカードと似たような仕組みのようです。電車の自動改札で普及し始めているSuicaやIcocaの類のICカードです。
参考サイト
スポーツシステム「今どきの計時技術」
計測工房「計測システム」
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