NHKニュースによると、本日(正確には昨日3月21日)は、
- 3号機・4号機の使用済み核燃料保管プールに放水
- 冷却機能回復のため外部電源の復旧作業
一方で、2号機と3号機から煙が上がったことも報じられています。
まずは、冷却機能の回復が望まれるところです。
さて、引き続き「勉強ノート」です。
今回は放射線について、勉強します。
■「放射線」と「放射能」の違い
東京電力HPの以下の説明がわかりやすいと思います。
東京電力「放射線と放射能」
電球に例えると、
放射性物質:電球です。
放射線:光
放射能:光を出す性質(能力)
放射線は光の一種。目で見える光のことを「可視光線」といいますが、その外側にも光(?)があります。光は波(電磁波)の一種です。
可視光線は、プリズムを使うと虹色に見えます。波長が長い方が赤色、波長が短い方が紫色。赤色よりも波長が長い光は「赤外線」、紫色よりも波長が短い光は「紫外線」。皆さんも名前は聞いたことがあると思います。
赤外線よりも波長が長いものには、「マイクロ波」や「電波」などがあります。「マイクロ波」は電子レンジに、「電波」はテレビやラジオなどに使われています。
逆に、紫外線よりも波長が短いものに「放射線」があります。一口に放射線といってもいろいろあり、有名なのは「X線」と「γ(ガンマ)線」です。「X線」はレントゲン写真やCTスキャンに使われてます。
放射線を含め、電磁波は地球上のどこでも見出せます。
放射線が問題になるのは、放射線を大量に浴びると人体に悪い影響を及ぼすからです。
ちなみに電磁波はどのようなものでも人体に影響を及ぼしています。「可視光線」は目に影響を及ぼすことによって物が見えます。悪い影響ではないですが(何も影響しなかったら見えません…)。ただし、強い光は悪影響を及ぼします。「太陽を望遠鏡で見ないように」とか。
さて、放射線はどのような影響をもたらすのでしょうか?
その前に、次は放射線の「単位」について勉強予定です。
参考サイト
NHKニュース「福島第一原発関連」ニュース
東京電力「もっと詳しく原子力」
東京電力「トリビアな放射線」
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