2011/03/20

福島第一原子力発電所の状況について

前回記事では、原子力発電について書きました。

今回は、現在の福島第一原子力発電所の状況について書こうと思います。

前回も書きましたが、これは私自身が現状を知りたいと思い書いているもので、詳細や正確性については他サイトの方が優れています。もちろん、間違ったことは書くつもりはありませんが、読む場合は1個人の「勉強ノート」として書かれていることに留意していただきたく思います。



WEBサイト等を参考に現状(3月19日まで)をまとめてます。
(参考サイトは下部にまとめて記載)

【地震発生時】3月11日(金)14:46地震発生

  • 地震発生時は、1号機~3号機が運転中。4~6号機は停止中。
  • 地震発生により、1号機~3号機が自動停止。
  • 2系統ある外部電力のうち1系統が故障停止し、非常用ディーゼル発電機が自動起動。
  • 同日15:41 非常用ディーゼル発電機が故障停止。
  • 同日15:42 原子力災害対策特別措置法第10条第1項の規定に基づく特別事象として報告。
  • その後、1号機および2号機の非常用炉心冷却装置について、注水流量の確認が取れなくなる。
  • 同日16:36 15条通報
  • 1号機は、非常用復水器にて原子炉内の蒸気を冷やしていたが、原子炉水位低下の恐れが発生。
  • 2号機は、原子炉隔離時冷却系にて原子炉に注水していたが、原子炉水位低下の恐れが発生。
  • 3号機は、原子炉隔離時冷却系にて原子炉に注水。
  • 4号機~6号機については、原子炉は停止していて、原子炉水位も確保できている状態。
  • 半径3km圏に避難指示、半径10km圏に屋内待機指示。


3月12日(土)

  • 1号機の非常用復水器での原子炉蒸気を冷やす作業停止。原子炉格納容器内の圧力は高め。
  • 2号機は、引き続き原子炉隔離時冷却系にて原子炉に注水。原子炉水位が確認でき、低いものの水位は安定。
  • 3号機は、引き続き原子炉隔離時冷却系(のち高圧注水系)にて原子炉に注水。
  • 4号機~6号機については、原子炉は停止していて、原子炉水位も確保できている状態。
  • 半径10km圏に避難指示。
  • 14時頃 1号機について、原子炉格納容器内の圧力を降下させる措置(放射性物質を含む空気の一部外部への放出)。また原子炉水位が低くなっているため注水。
  • 15:29 敷地境界の放射線量が制限値を超える。
  • 15:36 地震。1号機付近で爆発音、白煙。水素爆発?
  • 16:17 15条通報「敷地境界放射線量異常上昇」
  • 18時前 半径20km圏に避難指示。
  • 20:20 1号機で原子炉への海水(のちホウ酸を混ぜた海水)の注水を開始。
  • 1号機で炉心溶融(メルトダウン)INES「レベル4」


3月13日(日)

  • 05:10 3号機に注水していた高圧注水系が自動停止。原子炉隔離時冷却系も起動できず、15条通報「非常用炉心冷却装置注入不能」発生。
  • 08:41 3号機について、原子炉格納容器内の圧力を低下させる措置。
  • 08:56 15条通報「敷地境界放射線量異常上昇」
  • 09:05 3号機について、圧力器の安全弁を開く
  • 09:08 3号機について、真水の注入開始。その後、給水ポンプにトラブル発生。海水注入へと切り替え。
  • 11時頃 3号機の水位が下がり燃料棒露出。その後水位回復。
  • 13時頃 3号機の水位が下がり燃料棒露出。メルトダウン?
  • 14:15 15条通報「敷地境界放射線量異常上昇」
  • 15時頃 3号機の水位回復。水素がたまり、爆発の可能性示唆。


と、ここまで時系列で調べていたのですが、ちょっと細かくなり過ぎたな、と反省。

現在の状況として

  • 原子炉がエネルギー(熱)を放出しているため、その熱を冷却する必要がある。
  • 冷却しなければ、周りの容器などを溶かしてしまい、放射線物質を放出してしまう可能性がある。
  • 特に燃料棒が露出してしまうと、熱の放出が激しくなる。
  • 原子炉へ海水を注水して燃料棒の露出を防止したり、海水の放水や上空からの放水を実施。
  • 水素がたまっていることで水素爆発を起こす可能性があり、外壁等を壊し水素放出。
  • 使用済燃料プールでも水位低下による温度上昇やそれに伴う水素爆発。
  • INES「レベル5」へ。

放射線量についても気になりますが、NHKニュース(3/18 18:15)によると、3月18日の数値は、

  • 福島県福島市:12.7μSv/h(0:00)
  • 宮城県女川原発:2.8μSv/h(0:00)
  • 茨城県北茨城市:1.13μSv/h(11:00)
  • 茨城県水戸市:0.2μSv/h(0:40)
  • 栃木県那須町:1.17μSv/h(5:00)

しかし、「これらの数値の放射線を1時間浴びたとしても、最も高い福島市でも胃のX線検診で受ける放射線量の50分の1ほどで、健康に影響が出るレベルではない」とのこと。


  • 熱を放出し続けると、核燃料を取り巻く容器が溶けてしまい、放射線物質が外に出てしまう。
  • それを抑えるために、注水や放水の冷却対策を実施。
  • また、水素爆発等での容器の破壊や機器の破壊を防ぐためにもさまざまな対策を実施。

単純に書いてしまうと、こういうことかと思います。

次回は、放射線について。


参考サイト

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