「深海のミジンコ」というタイトルで小説を書きたいと思ったことがある。1~2年前になると思うが、まだ書けていない。
最近あまり聞かなくなったが、わもんの学びのなかで、直感のことをミジンコといっていた。なぜミジンコなのかはわからない。
直感のことをミジンコといった提唱者(?)であるやぶちゃんの話では、直感(ミジンコ)は水深数千mのところからものすごいスピードで上がってきて、水面に顔を出した途端にまた潜っていくので、瞬時につかまえなければ逃げられてしまうという。
ともかく、そんな話を聞いているときに思いついたのが、冒頭の「深海のミジンコ」というフレーズである。
その材料にならないだろうかと思い、ミジンコや深海に関する本をいくつか読んだ。そのひとつに『超ディープな深海生物学』という本がある。
読み進めるうち、目が止まった。息をのんで驚き、胸が高鳴った。
深海にミジンコがいた。
日本海溝の水深6,000m付近で奇妙な生物が見つかり、採集された。ツリガネボヤというホヤの一種であるらしい。正確な種名を調べるため、そのツリガネボヤを解剖したところ、体内からケンミジンコが採集されたということである。
この記述を見つけたあとでケンミジンコについて確認したところ、ミジンコという名でイメージする姿(ダフニア)とは違ってはいたが。
また別の日だが、WEBでミジンコを検索しているとおもしろい研究を見つけた。
「ミジンコは空を飛ぶか」というようなタイトルだったと思う。
ミジンコが鳥のように飛ぶのではなく、渡り鳥の水鳥にくっついて飛んでいく。DNA解析でミジンコの分布を調べるというような研究だった。
フレーズが浮かぶ。
「ミジンコは空も飛ぶし、深海にもいる。もしかすると、君の目の前にもいるかもしれない。ただ気づいていないだけなのかもしれない。直感も同じで気づいていないだけかもしれない。」
しかし、小説はまだ書けていない。
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