竹内政明さんの『「編集手帳」の文章術』を読んだ。第1章は「私の『文章十戎』」として、文章を書くとき言い聞かせている10のルールを挙げていた。第1戎は「「ダ」文を用いるなかれ」である。頭のなかで「DADA」が流れた。
「ダ」文というのは、文末を「…だ」とした文のこと。竹内さんは「編集手帳(読売新聞の1面コラム)」では「…だ」を使わず、「…である」と書くという。「…だ」には、音読するとブツッ、ブツッと断ち切るところがある。また、必要以上に文章のテンポを良くしてしまう属性もある。読者の読む速度をコントロールし、少しでも丁寧に活字を追ってもらう意図もあって「…である」を採用しているようだ。
「DADA」が流れる。テンポがいい。歌詞には「簡単に命を断ち切らないで」というメッセージが込められている。
「…だ」には、音読するとブツッ、ブツッと断ち切るところがある。また、必要以上に文章のテンポを良くしてしまう属性がある。
「DADA」が流れる。
どうなってんだ どうなってるんだ あんたもう黙っておくんな
どうなろうが なんだって言うんだ そんなこった知ったこっちゃ
ないんだこっちゃ なんだっていいんだ エンヤコラ やんのかこら
ハッケヨイで さぁさぁノコッタ
読書とは格闘技であると誰かが言った。戦う気はない。
ただ駄々をこねて駄文を書いただけだ。
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