ゴールデンウィークの終盤2日間にかけて、本間先生の「起承転結講座」に参加してきました。
ファシリテーションスキルについての気付きや学びはもちろんですが、講座自体の流れが非常にスムーズで、7時間(×2日間)という長丁場でありながら、飽きがこないというのがすごいと思いました。
そこで、今回「流れ」について考えてみたいと思った次第です。
「流れ」というのは、例えば「水の流れ」のように、水のような液体が何かに沿って上の方から下の方に移動していく様をいいます。
「車の流れ」というように液体とは限りません。
また、川の流れでは重力にしたがって上流から下流、となりますが、車の流れでは「上から下」とはあまり言わないように、どちらかというと横方向に近い移動となります。
上から下に「落ちる」のではなく、何かしら下には川底なり道路なりがあって、横方向に進んでいくことです。
渋滞などで車が止まったりすると「流れが止まった」となるように、速さの基準があるかどうかはわかりませんが、止まらずに進んでいくことも要素のひとつですかね。
で、「流れがいい」とか「いい流れ」というと、私の感覚では、緩急がついていて淀みなく流れていくようなイメージです。
一本調子の等速運動でもなく、どんどん加速度がついていく等加速度運動でもなく、緩い流れ、急な流れがあることです。
で、連想するイメージは滑り台です。
短い距離ならば斜めに直線的に滑る滑り台もあると思いますが、長い滑り台ともなれば、途中ちょっと水平的なところがあったり、横に曲がっていたりと、スピードが出過ぎないようになる工夫がなされています。
ここから類推して、ファシリテーションというのは滑り台を設計することと近いのかもしれません。
スピードが出過ぎてしまわないように、曲がるときには滑り台から飛び出さないように、もちろん壊れたりしないように…。
滑る人の安全・安心を考えて。
また止まってしまってはつまらないので、ある程度のスピードはでるように。
滑って降りていくことは、落ちる、飛び降りるよりははるかに安全で、また引力に身をまかせていれば自分の力を最小限できるので、階段で降りるよりも楽です。
ファシリテーションは英語で書くと「facilitation」。
「容易・簡易にすること」「促進・助成」といった意味があります。
関連する語に「ファシリティ(facility)」という単語もありますが、こちらは「設備」などの意味。
滑り台も設備かな(^-^;)
滑り台を設計しろ、となると様々な知識・技術が必要です。
ファシリテーションにも、様々な知識・スキルが必要ですね。
滑るだけではなく、いつかは滑り台を設計してみたいものです。
0 件のコメント:
コメントを投稿