2012/05/03

為政第二・11「子曰、温故而知新。~」

温故知新。

故きを温めて新しきを知る。

有名な故事成語、四字熟語です。

その語源ともなっている『論語』の言葉は、
子曰、温故而知新。可以為師矣。
子曰く、故きを温めて新しきを知る。以て師為る可し。
というものです。

手元の国語辞典によれば、「温故知新」の意味として、
昔のことを研究してあたらしい真理を見つけること。
とありました。

しかし、『論語』の文においては「温故知新」の後に「以て師為る可し」という語句があります。
そういう人こそ人々の師となる資格がある。
と。


最近、古典的なものをよく読んでいます。

『論語』をはじめとして、今は儒教の四書つながりで『大学』や『中庸』を読み始めました。


古いものの中には廃れていくものもあります。

しかし、「古典」と言われるものは、何かしらの理由があって長く読み継がれているものです。

古いだけではなく、「読み継がれている」ことに意味があります。


長く続いているもの。

「継続は力なり」とはよく言ったものです。


古いことの中から新しいことを知る。

そういう人は師たるべし。


継続の力を知る人は、その力を活用していける力もある。

師となる資質がある。


私は「温故知新」を、このように理解しています。