前回の「動態聴力のイメージ」という記事で、話し手と聞き手の関係を下の図で表してみました。
左手が話し手、右手が聞き手。
しかし、この図からは、何となく対立の図式となってしまっています。
そこで、理想的な聞き方のイメージをこのように置いてみました。
左側の話し手は、意識的に、あるいは無意識的に、言語表現だけでなく、言語外表現も発しています。
右側の聞き手は、集音機のイメージで、それらをキャッチするように聞いていくのです。
このように置くと、話し手の「声なき声」を聞くことが、すなわち自分自身の「声なき声」を聞くことであることがわかります。
顕在意識・潜在意識を通して話を聞く。
全身を、五感をフルに使って聞く。
こういった聞き方が理想ではないかとイメージしました。
聞くときには、自分を前面に出さず、奥の方に。
そして、何かを話す場合には自分に語りかけるように。
感じるように聞く。
味わうように話す。
さらに進めると、理想的な話し手と聞き手ならば、以下の図のようになるかもしれません。
言語を必要としない、以心伝心のコミュニケーションも可能となります。
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