宇和島駅で列車の出発を待っていると、向こう側のホームにどす黒い赤の列車が止まっていました。
かなり気になったので、写真を撮りました。
どうやら、「海洋堂ホビートレイン」に出くわしたようです。
海洋堂といえば、確か「チョコエッグ」のフィギュアをつくっていた会社(だったと思います)。
その海洋堂のホビー館(HP: 海洋堂ホビー館四万十)が、どうやら高知の四万十町にオープンした模様です。
時刻表にも「海洋堂ホビートレイン」の名前がでるとのこと(「JR ホビートレイン完成お披露目式!!」)
お披露目式のYouTubeまでありました。
また、多分別件ですが、8月8日を「四万十かっぱの日」と制定しちゃったりしています(「四万十川かっぱの日制定のお知らせ!」)。
海洋堂ホビー館四万十は、平成21年度に廃校になった打井川小学校の体育館を改築してつくられ、過疎の地域に新たな人の集まりと賑わいを起こすという地域住民の思いがこめられているとのこと。
海洋堂と四万十町の関係はわかりませんでしたが、ホームページの「ごあいさつ」の中で、海洋堂の宮脇社長の言葉、
この出来事のすごいところは、日本全国のどこよりも早く四万十町つまり公の組織が海洋堂=オタク文化の施設を作ることであります。これからいろいろと模型、ホビー、フィギュアを使った施設は出来てくるでしょうが二番じゃあ駄目なんです! 一番であることの意味はとても大きいのです。意気込みが感じられます。
その一番目の記念すべきミュージアムがオタクの聖地秋葉原ではなく、日本でおそらく一番不便な四国、高知の四万十町に出来ることは、常日頃とても便利な都会に生活している方々にとって、わざわざ不便な場所に足をのばして見に行くという「非日常を感じる」イベントとなります。
そのお遍路さんのような苦労をして到着する「海洋堂ホビー館四万十」は、これまで海洋堂が歩んできた1960年代からの歴史と実績を体感できるフィギュアの魅力がぎっちりと詰まったまさにホビーの聖地になることは間違いありません。
確かに、愛媛宇和島と高知窪川を結ぶ予土線は不便です。
特急は走っておりませぬ。
「海洋堂ホビートレイン」は期間限定。
(外見はともかく、)車内にも装飾が施されているようですので、乗ってみたいとは思いました。
ホビー館の方も面白そうですね。
さて、過疎化対策にはなるか!?