2019/06/16

名古屋城探訪記


先日、初めて名古屋城を訪れた。

名古屋に来て3年強になるが、出不精な性格でもあり、近くに居るからいつでも行けるという考えもあり、これまで訪れたことがなかった。観光名所や寺社仏閣、景勝などを見るのは好きな方ではある。しかし、訪れるところの由来や歴史、意味や意義などを知っていないと、見たとしても楽しめないような気がして、特に拝観料などが必要なところはもったいないような気がして、なかなか足が向かない。そう思っているとそれこそ、いつ訪れるのかわからなくなるので、まずは行ってみようと思い、向かった。

名古屋城の近くまでは何度か行ったことがある。たとえば愛知県庁や名古屋市役所が近くにあることは知っているし、名古屋能楽堂には2度ほど行ったことがある。現在住んでいるところからは自転車で行ける距離だ。

行こうと決めたのは当日思い立ってのことだが、家を出る前に、念のためホームページで開園日と時間をチェックした。今日この時間ならば大丈夫であることを確認する。ただ現在、天守閣については閉館中であることがわかった。設備の老朽化や耐震性の確保のためであるらしい。他にもホームページには名古屋城に関する情報が多く載っていたが、見ていると足が動かなくなりそうであるので、ほどほどにした。

せっかく行くのだから、いろいろなものを見たいと思いデジタルカメラを準備した。普段持ち歩くことはないのだが、写真を撮ろうという意識は目のつけどころを探す助けになるだろうと考えたからである。もちろん記録として保存しておいて、あとで記憶の助けとしたいという意図もある。

名古屋城を訪れたのは、梅雨入り前、夏の到来を思わせるような暑さの日の午後。自転車に乗り名古屋城まで行く。20分くらいの距離である。近いものではあるが、うっすらと汗をかいていた。駐輪場を探すもすぐに見つからなかったため、近くの金シャチ横丁のバイク置き場に停めて名古屋城に向かった。

ぼくの名古屋城に関する知識は貧弱なもので、徳川御三家のひとつということと、金のシャチホコぐらいしか思いつかない。「尾張名古屋は城でもつ」とはよく聞くものの、それがどのような意味なのかは知らない。訪れるだけで意味がわかるとは思えなかったが、今回名古屋城を訪れることは、尾張名古屋について知る機会になるだろう。

せっかくなので、訪れた感想やその後、調べたり確認したりしたことなどをまとめておこうと思い、探訪記のように書きはじめた。長くなるのでブログには数回に分けて掲載していく。 

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