さて、この台風6号。動きが遅く、見たことないような経路をとっています。
普通、台風は以下の図のように、最初北西に向かって進み、弧を描くように北東に進路を変えるイメージなのですが、今回の台風6号の経路予想を見ると、真北に向かって真東に曲がっていくような経路です。
《台風の月別の主な経路》
(気象庁HP「台風の発生数、接近数、上陸数、経路」より)
《台風6号の経路(予想)》7月19日23時現在
(気象庁HP「台風情報」より)
7月に日本に上陸する台風自体めずらしいような気もします。
今回の台風6号の経路について、なぜこのような経路となったのか興味があります。
が、まずは台風についてちょっとまとめ。
台風は緯度10~15度くらいの海上で、まずは熱帯低気圧として発生します。
海面の温度上昇にともない水蒸気を多く含んだ上昇気流が発生し、上昇気流は低気圧となります。
低気圧は周りの空気を呼び込みます。
空気も高い所から低い所へ流れます。高い気圧から低い気圧の方へ。
そしてコリオリの力が渦をつくる。
コリオリの力は自転に伴う見かけ上の力です。
上から見ると周りから中心に渦巻きながら集まってくる。
横から見ると、周りから集まった空気は、中心付近で上昇気流にのっていく。
湿った空気が上昇するので、雲ができる。雨が降る。
空気が流れ込むので風が吹く。
これが台風です。
ちなみに、台風は、最大風速が17.2m/s(秒速17.2m = 34ノット)以上の熱帯低気圧を指します。
低気圧については、特に何hPa(ヘクトパスカル)以下ということは決まっておらず、周りより気圧が低いときに低気圧というようです。
台風はまずは貿易風に乗って、北西へと進路をとります。そしてそのうちに偏西風に乗って北東へと進路を変えていきます。
ちょうど日本は曲がり角あたりに位置していますので、日本を横断する台風なんかもしばしば。
何だか、取り留めのない記事になってしまいました。
もうちょっと台風について、特に台風6号の進路については引き続き調べてみたいと思います。
ちなみに、専門家ではない(逃げ口上)ので、間違ったことを書いてしまっている可能性がありますので、その点ご容赦を。
【追記】
発生からの台風6号の経路をみると、逆「コ」の字になっているようです。
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