物事の捉え方は人それぞれ違うということはわかっていますが、やはり自分が思っていなかったことを人から言われたりすると驚いてしまうことがあります。そして同時に、なるほど、と思うことも。
捉え方が違うということを誰かに話すとき、あるいは誰かに聞いたとき、私は必ずといっていいほど思い出すことがあります。
それが、「アルファベットの『B』という漢字」です。
コールセンターのSVになる前、私はオペレータとして電話対応をしていました。そこで名前を伺ったあと、その名前の漢字を確認したところ、「アルファベットの『B』という漢字」と言われました。
確か、アヤノさんかヒロノさんというような名前だったと思います。「ノ」という漢字を聞いたときに「『B』という漢字」と言われたのです。
既にお気付きの方もいらっしゃると思いますが、その方の言われていた漢字は「乃」。言われてみれば、なるほど、と思います。しかし、電話窓口で「アルファベットの『B』という漢字」と言われたときは、ちょっと考えるために聞き返してしまいました。
「乃」という漢字であると気付いたあと、私は「『乃木将軍』の『乃』ですか?」と聞き返しましたが、相手の方は乃木将軍をご存じなく確認取れず。続いて、「刀という漢字の右肩が折れている漢字ですか?」と確認して、「そう、それです」となりました。
認識が人それぞれ異なるということ、そして漢字を言葉だけで伝えることの難しさ、さらにはお互いの認識を確認しながら進めていくことの大切さをあらためて感じた経験でした。
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