2013/02/19

吉田松陰『講孟箚記』

先日、Amazonで注文した本が届きました。『講孟箚記』です。

環境によっては「劄(さつ)」の漢字が表示できない可能性があるので、ここでは「箚」と表記しています。


心徒塾で、時々常ちゃんの話があります。

「心徒塾」と「松下村塾」の共通点・類似点の話です。

その話の中で、「草莽崛起」という言葉があります。

「在野の人よ、立ち上がれ」という意味です。


そして、それとは別に、昨年末くらいから『孟子』を読み始めました。

読み進めるうちに、「草莽の臣」という言葉がでてきます。

「草莽崛起」の「草莽」というのは、ここが出典だと知りました。


私はどちらかといえば歴史が苦手です。

吉田松陰や松下村塾について、名前は知っているものの、それほど詳しくありません。

吉田松陰という人がいて、松下村塾を開いて、その松下村塾には明治維新に関係する人たちがいた、ということ。

そして、吉田松陰は安政の大獄で殺されてしまった、ということくらいしか知りませんでした。


『孟子』の中に「草莽」の語が出てきたときは、吉田松陰も『孟子』を読んでいたのかな、くらいしか思っていませんでしたが、塾を開いているということから、当たり前か、とも思いました。

当時の学問はおそらく「儒学」か「蘭学」。

儒学を教えるならば、四書五経は目を通しているだろう、と。


こんなこともあり、吉田松陰や松下村塾について少し知りたくなりました。

で、WEBで眺めていると、吉田松陰が『孟子』の講義をしていて、それを書き残していることを知り、Amazonで注文。


それが、先日届いた『講孟箚記』です。


まだ途中ですが、いいですね。

松陰の言葉の力を感じます。


「草莽崛起」という言葉は(まだ)出てきませんが、鼓舞する力を感じました。

松陰のような文章を書いてみたいですが、この記事を読み返してみると、まだまだですね…。


講孟箚記(上) (講談社学術文庫 442)
講孟箚記(上) (講談社学術文庫 442)

講孟箚記 下 (講談社学術文庫 443)
講孟箚記 下 (講談社学術文庫 443)

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