BOOKSCANという「蔵書を電子書籍化+廃棄処分する」サービスを提供している会社のインタビュー記事です(インタビュー記事はこちら)。
その中で、以下の言葉。
本間正人氏: いまメールって言えば電子メールのことですよね。「電子メール」とか「Eメール」って言わないじゃないですか。それで、手紙って言ったら紙じゃないですか。それと同じ様に、僕たちは、ひょっとすると電子書籍を「ブック」と言い、紙の本は「本」と言う時代が来る。いや、もう来年くらいからそう言ってるかもしれない。
―― わざわざ「電子」と言わない時代がくるんですね。
本間正人氏: 「電子書籍」なんて言わないで「ブック」って言ったら電子書籍で、「本」って言ったら紙の本みたいに。「ライス」と「ご飯」の使い分けとかね、日本人そういうカタカナをうまく使うっていう伝統があって。これひょっとすると「ブック」って言ったら電子書籍になるんじゃないかなっていう気が非常にしました。
たしかに、「メール」や「ケータイ」「スマホ」など、そうですね。
普及し始めて短くなるか、短くなって加速度的に普及していくか、どちらが先かとはなかなか言えないですが、普及するものは「複合語」から「単語」になっていくのだと思います。
そこで、「電子書籍」を単語化するとどうなるか、を想像してみたいと思います。
まずは、冒頭のインタビュー記事を読んでいく中での思い付き。
本間正人氏: そうです。だからね、電子書籍の1つの方向性はね、もっとグラフィックなものだと思うんです。いままでの本作りが、文字情報中心のものだったわけですよ。活版印刷技術で、活字を置いてる時代には、図版を入れるっていうのは大変な作業だったわけですよ。でもいまはもうコンピューターで何だってできるわけじゃないですか。だからね、もっと圧倒的にグラフィックなものになりますよ。
電子書籍(E-book)からの思い付きで「e-本(えほん)」
ちょっと普及しそうにありません…。
ちょっとひねって、電子書籍になればたくさん本を持ち歩けるようになるので、「bookself」
「本棚(bookshelf)」と「自分の本」という意味をかけてみました。
うーん、優良可でいえば可。
どちらかといえば、電子書籍のデバイスの商品名にありそうですね。
単純に「電子書籍」を短縮して「電書」
…ボツ。
もう少し、電子書籍の特徴もふくませたネーミングがいいな…。
電子書籍の特徴といえば、「物理的な制約が(ほとんど)ない」「劣化しない」…。
「軽書」
携える書の「携書」はディスカバーの書籍にありますね…。
内容的に深いものは「深書」とか。
ダジャレになってきた…。
電子書籍の方向性とすれば、記事の中にもあるように、グラフィック(図版)が多くなり、動画や音なども入りそうです。
文字の大きさやフォントを変えることができたりもするでしょう。
五感をつかうので、「語巻」とか…いまいち。
うーん、やはり本間先生も言うように、「ブック」がいいのかもしれません…。
そうでなければ、「テキスト」
ただ「テキスト」には既に教科書というような意味もあるのでふさわしくないかもしれません。
テキストとブックと合わせて「テック」
テクニカル、あるいはテクノロジーの意味もふくませて…。
そういえば組版ソフトに「TeX」というのがありますが、未だに「テック」と呼ぶのか「テックス」あるいは「テフ」と呼ぶのか知りません…。
「ブックス(BoX)」「ベックス(BeX)」
登録商標の類ならあり、かも。
「ブクスト」
ちょっと言いにくい。
「メール」や「ケータイ」の法則(?)からならば、やはりカタカナで3モーラ(拍)あたりの語がいいですね。
「ショセキ」なんかは書き言葉としては妥当。
だんだんと独り言に近づいてきたので、この辺で…。