パンデミック(pandemic)という言葉はあまり好きではない。言葉の上で、パニック(panic)を連想してしまうからだ。
パンデミックはギリシア語の「pandemia」が語源で、「pan(全て)」+「demos(人々)」を意味する。一方、パニックはギリシア神話の牧神パン(pan、パーンとも)に由来する言葉である。Wikipedeiaの「パーン(ギリシア神話)」の項には、
実際には古形「パオーン、Παων、Paon」(「牧夫」の意、現代英語のpastureと同じ接頭辞)から名付けられたものだが、ギリシア語の「パン」(「全ての」の意)としばしば誤って同一視された結果、パーン神は性格と名前が誘惑的なものと思われるようになった。とあり、パンデミックとパニックは無関係であるとは言い切れないが、パンデミックとパニックを直接結びつける必要はない。
パーンがテューポーンに襲われた際に上半身が山羊、下半身が魚の姿になって逃げたエピソードは有名であるが、この姿は低きは海底から高きは山の頂上まで(山羊は高山動物であるため)世界のあらゆるところに到達できるとされ、「全て」を意味する接頭語 Pan(汎)の語源となったともいわれている。
それでも連想してしまうのは、たとえば最近ではトイレットペーパーの買い占めなど、パニックを思わせるような現象が起こるからであろう。
パニックという言葉は、牧神パンに由来すると先に書いたが、その由来にも諸説ある。よく聞くのは、古代ギリシアでは家畜が突然騒ぎはじめたりする現象を、牧神パンの仕業と考えられていたため、それをパニックと呼んだというものである。他にも、ギリシア神話でオリュンポスに怪物テュポーンが現れたとき神々が逃げまわった。牧神パンは魚に変身して川に逃げ込もうとしたが慌てていたため、下半身は魚になったが、上半身はヤギとなった(その姿が山羊座に描かれている)。このような慌てぶりをパニックと呼んだという。
牧神パンは半獣神としてもイメージされている。ヤギと人の姿を混合した神である。半人半獣の精霊サテュロスとも同一視されることが多い。
そういえば、ウイルスも生物なのか無生物なのか曖昧な存在である。生物の定義としては、自己増殖、代謝、外界との隔離の3つがよく挙げられるが、ウイルスは外界との隔離はなく(わかりやすくいえば細胞壁がなく、細胞という構造を持たない)、宿主がなければ、代謝して自己増殖(複製)することもない。
こんなことを考えていると、ウイルスとパニックは案外似ているのかもしれないとも思う。とすると、パンデミックからパニックを連想するのも不思議ではないのかもしれない。
そんなことを思った。
はじめまして。福井市在住の大嶋昌治(おおしままさはる)と言います。聖書預言を伝える活動をしています。
返信削除間もなく、エゼキエル書38章に書かれている通り、ロシア・トルコ・イラン・スーダン・リビアが、イスラエルを攻撃します。そして、マタイの福音書24章に書かれている通り、世界中からクリスチャンが消えます。その前に、キリストに悔い改めて下さい。2020年を悔い改めの年にしてください。携挙に取り残された後のセカンドチャンスは、黙示録14章に書かれています。
携挙とは英語でRAPTUREと言うのですが、確かにRAPTUREという言葉は、英語版の聖書には出てきません。しかし、RAPTUREの語源は、新約聖書のオリジナルランゲージであるギリシャ語の聖書に書かれているHARPAZO(ハルパッゾ)から始まり、ラテン語聖書に書かれているRAPTURO(ラプトゥーロ)となり、RAPTUROがRAPTUREとなったという話です。
・・・。話が脱線してしまいましたが、携挙が起きる前に、イエス様を救い主として信じてくださいませ。