本日8月7日は立秋。暦の上では秋に入る。
秋とはいえども暑さは厳しく、まだまだ真夏日、猛暑日は続きそうである。気象庁の定義では、日最高気温が30℃以上の日を真夏日といい、日最高気温が35℃以上の日を猛暑日という。
立秋は二十四節気のひとつで、簡単にいえば、夏から秋に変わるところ。昼が一番長いのは夏至であり、昼と夜が同じ時間であるのが春分と秋分であるが、立秋は夏至と秋分の中間だと考えればいい。
歳時記を買った。買ったのは角川書店編『合本俳句歳時記 第五版』で、合本というのは、角川文庫で歳時記が分冊で刊行されていて、それを合わせて一冊としたものだからである。この歳時記を買った理由は、大きさと価格が手ごろだったからである。
初めて歳時記を買い読んでみるも、少し使い方読み方に慣れない。どんな歳時記にも載っているのだろうが、例句が多く載っているのがうれしい。
「真夏日」「猛暑日」は、少なくともこの歳時記には載っていなかった。歳時記は基本的に季語の辞典であるので、当然載っていない語もある。「真夏日」「猛暑日」は季節を表しそうであるが、気象庁の定義上は季節は関係なく、関係あるのはその日の最高気温である。極端なことをいうと、真冬でも最高気温が30℃を越えれば真夏日となるのだろう。残暑厳しい暦の上での秋に真夏日は多いので、季語にしにくいのかもしれない。
歳時記で「立秋」を引くと、「暑さは厳しいころだが秋の気配を感じるというのが立秋で、それを感じさせる代表的なものが風である」とあった。今のこの暑さでも、風が吹くと涼しく感じる。
しばらくは、風を感じることを心がけようと思う。
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