さらに続きです。
一応、前回までのリンクを貼っておきます。
5つのビリヤード玉の問題
5つのビリヤード玉の問題(2)
さて、今回は(b)「1」と「2」が隣り合っていない場合を考えていきます。
(b)「1」と「2」が隣り合っていない場合(すなわち、C=2 or D=2 の場合)
「1」と「2」が隣り合っていないことより、「3」が必要となります。
従って、5個の自然数の組み合わせは、
{1、2、3、4、11}{1、2、3、5、10}{1、2、3、6、9}{1、2、3、7、8}
の4通りです。
ここでの並べ方ですが、「1」と「2」が隣り合っていないことから、とりあえず A=1、C=2 と置きます。
そして、「3」の位置で場合分けして考えます。
つまり、
(b1)B=3 の場合
(b2)D=3 の場合
(b3)E=3 の場合
です。
(b1) B=3 の場合
この場合、A=1、B=3、C=2 と並ぶため、「1」と「3」を足し合わせた「4」、「3」と「2」を足し合わせた「5」は不要となります。
また、「1」「3」「2」を足し合わせた「6」も不要です。
従って、残る組み合わせ{1、2、3、7、8}について考えます。
この組み合わせの並べ方は、
1・3・2・7・8
1・3・2・8・7
の2通りです。
足し合わせて9となる組み合わせが存在するのは、
1・3・2・7・8
の方だけですが、ここには 2+7=9、8+1=9 とダブってしまいます。
従って、ボツ。
(b2)D=3 の場合
この場合、1・B・2・3・E と並ぶため、「5」は不要となります。
また、「4」を入れると「1」と隣り合ってしまうため、「4」が入るとボツ。
(2+3=5 の組み合わせがあるのに、1+4(あるいは4+1)=5 を作るとダブってしまう。)
しかし、「4」が入れられないとすると、「1」と「3」が隣り合っていないため、足し合わせて4を作ることができなくなります。
従って、D=3 もボツ。
(b3)E=3 の場合
この場合、1・B・2・D・3 と並ぶため、「4」は不要となります。
従って、残る組み合わせは
{1、2、3、5、10}{1、2、3、6、9}{1、2、3、7、8}
の3つです。
しかし、「1・B・2・D・3」の並び方で、複数個を取り出して足し合わせると5になる組み合わせは存在しません。
足し合わせて5となるためには、1+4 か 2+3 (あるいは逆の 4+1 か 3+2)です。
「4」は不要ですし、「2」と「3」は隣り合っていないため、複数個で足し合わせるのではなく、1個を取り出して5とするために「5」が必要となります。
従って、5個の自然数の組み合わせは{1、2、3、5、10}が残ります。
このときの並べ方ですが、
1・5・2・10・3
1・10・2・5・3
の2通りとなります。
そして、足し合わせて6となるような並びが存在するのは、
1・5・2・10・3
の1つです。
あとは7以降の検証で、これは最初の記事でやりましたので、ここでは割愛します。
一番最初の記事では、「①③⑩②⑤」と解答していますが、これは単に時計回りに並べたか、反時計回りに並べたかの違いです。
さて、この考え方で n 個のときの一般解が出せるのか・・・。
やはり、不安です・・・。
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