「…五つのビリヤードの玉を、真珠のネックレスのように、リングでつなげてみるとしよう。玉には、それぞれナンバが書かれている。さて、この五つの玉のうち、幾つ取っても良いが、隣どうし連続したものしか取れないとしよう。一つでも、二つでも、五つ全部でも良い。しかし、離れているものは取れない。この条件で取った玉のナンバを足し合わせて、1から21までのすべての数ができるようにしたい。さあ、どのナンバの玉を、どのように並べて、ネックレスを作れば良いかな?」この小説内では、解答も解法も載っておらず、読んだ当時に力づくで解いた記憶があります。
最近『笑わない数学者』を再読し、この問題を発見(+自分の出した答えを本に書き込みしていた)ので、答え合わせをしてみたいと思います。
※小説のストーリーには関係ありませんが、未読の方ご注意ください。
自分の出した解答は、①③⑩②⑤を順に並べてネックレスを作る、というものです。
以下、本当に1から21まで取り出せるのか、の確認。
- ①を取り出す
- ②を取り出す
- ③を取り出す
- ①③の2個を取り出す
- ⑤を取り出す
- ⑤①の2個を取り出す
- ②⑤の2個を取り出す
- ②⑤①の3個を取り出す
- ⑤①③の3個を取り出す
- ⑩を取り出す
- ②⑤①③の4個を取り出す
- ⑩②の2個を取り出す
- ③⑩の2個を取り出す
- ①③⑩の3個を取り出す
- ③⑩②の3個を取り出す
- ①③⑩②の4個を取り出す
- ⑩②⑤の3個を取り出す
- ⑩②⑤①の4個を取り出す
- ⑤①③⑩の4個を取り出す
- ③⑩②⑤の4個を取り出す
- ①③⑩②⑤の5個すべてを取り出す
とりあえず、答えとしては合っていました(^-^)v
さて、この解き方の方が気になるのですが、私は当時力ずくで、場合分けしつつ考えました。
かなりの時間がかかりました。。。
まず、考えたことは、
- 絶対に①と②の玉は必要であること
- 玉の取り出し方は21通りになるため、五つの玉の合計は21になること
- 足して10になるところまで考えられれば、後はその反対になること
- ということは①②は決定しているから、残り三つの玉の合計は18になること
- ・・・など
と、問題文から思いつく限りの条件を列挙してから、
(1)①と②が隣り合っている場合
(2)①と②が隣り合ってない場合
と場合分けして考えていきました。
もっと、スマートな解法があるかと思いますので、考えてみたいと思います。
気が向いたら・・・(^-^;)
【追記】
続きを書きました。
5つのビリヤード玉の問題(2)
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