2019/04/07

熱田神宮に行ってきました


名古屋に移り住み丸3年経ちますが、まだ訪れたことのなかった熱田神宮に行ってきました。
熱田神宮ホームページ https://www.atsutajingu.or.jp/
名鉄に乗り神宮前へ。熱田神宮は駅から歩いてすぐにあります。

熱田神宮の祭神は「熱田大神(あつたのおおかみ)」で、熱田大神とは、三種の神器の一つである草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を御霊代(みたましろ)としてよらせられる天照大神(あまてらすおおかみ)のことです。

また相殿神として、天照大神・素盞嗚命(すさのおのみこと)・大和武尊(やまとたけるのみこと)・宮簀媛命(みやすひめのみこと)・建稲種命(たけいなだねのみこと)の五柱の神様がいらっしゃいます。これらの神様は草薙神剣と縁のある神様です。

天照大神(以下、アマテラス)は、天の岩屋の話が有名ですね。岩屋の中に隠れてしまって出てこないので、アメノウズメをはじめとする神々が岩屋の前でどんちゃん騒ぎ(とはちょっと違いますが)をして、何を楽しそうにしているのかとアマテラスがのぞくために、岩屋を少し開けたところをひっぱり出したというような話です。で、その岩戸に隠れてしまった原因は、素盞嗚命(以下、スサノオ)の乱暴にあったといいます。スサノオはアマテラスの弟です。

乱暴者のスサノオは、高天原を追い出されます。そして出雲に向かいます(出雲に向かったのか、それとも辿り着いたところが出雲だったかは知りません)。そこでヤマタノオロチを退治します。そのヤマタノオロチから剣が出てきて、それが草薙神剣(以下、草薙の剣)です。(昔、ファミコンでドラクエⅢをやっていたとき、ジパングというところがあって、その洞窟でヤマタノオロチという敵を倒すと「くさなぎのつるぎ」をもらえたことを思い出します。)草薙の剣は、スサノオからアマテラスに渡されます。

そして天孫降臨の際、草薙の剣は、三種の神器の一つとしてアマテラスからニニギに渡されます。

時は下って、大和武尊(以下、ヤマトタケル)は東国の平定を命じられます。東征に行く前に、伊勢のヤマトヒメ(ヤマトタケルの叔母)のところへ行きます。そこでヤマトヒメから草薙の剣を授けられます。

東国に向かう途中、尾張にて宮簀媛命(以下、ミヤスヒメ)に会い、結婚の約束をしています。建稲種命(以下、タケイナダネ)はミヤスヒメの兄で、ヤマトタケルとともに東国征伐に行きます。

さらに東へ進んでいったとき、野原で火攻めにあいます。ヤマトタケルは周りの草を自分で火をつけて燃やし身を守ったということですが、一説によると、このときに周りの草を剣で薙いだことから「草薙剣」と名付けられたともいいます(この説では、ヤマタノオロチから出てきた剣の名前は「天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)」)。

かけ足で相殿神の五柱の神様の名前を挙げていきました。ヤマトタケルは東国から一度帰ってきてミヤスヒメと結婚します。タケイナダネは東国征伐で亡くなってしまいました。ヤマトタケルはその後、また征伐か何かで出かけていき、その途中で亡くなります。その際は草薙の剣はミヤスヒメの手元にありましたが、ヤマトタケルが亡くなったため尾張の地で祀ったのが熱田神宮のはじまりです。

こういった由緒ある熱田神宮ですが、時折行ってみようかと思うもののなかなか脚を運ばなかったところです。名古屋の都市部からもそれほど離れていないところにありますが、静かなところでした。

宝物館にも行ってみました。草薙の剣が祀られていることから、刀剣の奉納が多く、数多くの刀剣が展示されていました。月ごとに展示物は変わるようです。

また機会あれば行ってみたいと思います。

記紀(古事記と日本書紀)はまだ読んだことがありませんが、そのうち……。

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