2013/07/11

わもんな言葉45-わもんの現場

禅画の中に、悟りにいたる道筋を牛を主題として表した「十牛図」というものがあります。

牛を「人の心」と見立てたとも、また、牛を「悟り」、童子を「修行者」と見立てたとも言われている十枚一組の画です。

十枚にはそれぞれ名前がついております。

以下の図はWikipedia「十牛図」より。
  1. 尋牛(じんぎゅう)
  2. 見跡(けんせき)
  3. 見牛(けんぎゅう)
  4. 得牛(とくぎゅう)
  5. 牧牛(ぼくぎゅう)
  6. 騎牛帰家(きぎゅうきか)
  7. 忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん)
  8. 人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう)
  9. 返本還源(へんぽんげんげん)
  10. 入鄽垂手(にってんすいしゅ)

1. 尋牛


童子は牛を尋ね歩いています。

どこに牛はいるのだろう?


2. 見跡


牛の足跡を見つけます。

足跡をたどれば、その先に牛がいるぞ!


3. 見牛


牛を見つけます。

まだ尻尾ですが見つけました!

追いかけます!


4. 得牛


牛を捕えます。

よっしゃ!!


5. 牧牛


牛を飼いならします。

逃げないように念のため手綱をつけておこう!


6. 騎牛帰家


牛に乗って、家に帰ります。

手綱はついているものの、もう大丈夫!


7. 忘牛存人


牛のことは忘れて、ただ人がいるのみ。

牛は自分の心にいます。


8. 人牛倶忘


人も牛もともに忘れます。

いわゆる「無」の状態。

しかし、ここで終わりではありません。


9. 返本還源


もともとのありのままの状態に戻ります。

そこにあるのは自然の風景です。


10. 入鄽垂手


街に入り、手を垂れます。

布袋様の姿になって、人を導いている様子です。


わもんは「現場で通用してなんぼ」です。

修行はまだまだ続きます。


聞けば叶う〜わもん入門
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