牛を「人の心」と見立てたとも、また、牛を「悟り」、童子を「修行者」と見立てたとも言われている十枚一組の画です。
十枚にはそれぞれ名前がついております。
以下の図はWikipedia「十牛図」より。
- 尋牛(じんぎゅう)
- 見跡(けんせき)
- 見牛(けんぎゅう)
- 得牛(とくぎゅう)
- 牧牛(ぼくぎゅう)
- 騎牛帰家(きぎゅうきか)
- 忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん)
- 人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう)
- 返本還源(へんぽんげんげん)
- 入鄽垂手(にってんすいしゅ)
1. 尋牛
童子は牛を尋ね歩いています。
どこに牛はいるのだろう?
2. 見跡
牛の足跡を見つけます。
足跡をたどれば、その先に牛がいるぞ!
3. 見牛
牛を見つけます。
まだ尻尾ですが見つけました!
追いかけます!
4. 得牛
牛を捕えます。
よっしゃ!!
5. 牧牛
牛を飼いならします。
逃げないように念のため手綱をつけておこう!
6. 騎牛帰家
牛に乗って、家に帰ります。
手綱はついているものの、もう大丈夫!
7. 忘牛存人
牛のことは忘れて、ただ人がいるのみ。
牛は自分の心にいます。
8. 人牛倶忘
人も牛もともに忘れます。
いわゆる「無」の状態。
しかし、ここで終わりではありません。
9. 返本還源
もともとのありのままの状態に戻ります。
そこにあるのは自然の風景です。
10. 入鄽垂手
街に入り、手を垂れます。
布袋様の姿になって、人を導いている様子です。
わもんは「現場で通用してなんぼ」です。
修行はまだまだ続きます。
聞けば叶う〜わもん入門
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