2012/06/05

わもんな言葉2-音を聞く

勝手にシリーズ化しようとしている「わもんな言葉」です。

シリーズ化とはいえ、不定期な更新ですので、ご了承ください。


とはいえ、「わもん」の提唱者である、やぶちゃん(藪原秀樹さん)から、ツイッターで励ましの言葉をいただいたのはありがたいかぎりです。



さて、「わもんな言葉」についてですが、あくまで「わもん言葉」です。

「わもん言葉」とは異なります。


私は本を読むことが好きで、本を読んでいると「あ、『わもん』だ」と思うような文章がときどき見つかります。

「『わもん』は実用学」なので、おそらくは「わもん」を探せば至るところにあるのでしょうが、私にとっては本を読んでいるときに気付くことが比較的多いような気がします。

そこで、私が「『わもん』だな」と感じた文章などを紹介していこうという試みです。

なので、「それは違うだろ!」というようなものもあるかもしれませんが、ご容赦ください。


今回のテーマは「音を聞く」

結城浩(著)『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』の登場人物エィエィの言葉です。
「ときどき《音楽がわからない》という人がいる。うまく言葉にできひんことをすべて《わからない》と片付ける人やな。音楽を、そのまま味わおうとしぃひん。言葉にできなくてもいいんや。言葉にならんから、音にしてるんやから。言葉にしたがる人は、音を聞いてへん。言葉を探してばかりで、演奏者が生み出した、かんじんの音を聞いてへん。音が響く時間を、音が広がる空間を、味わってへん。言葉探すな、耳すませ! ……ということや」

エィエィが音楽について力説しています。

「言葉にならんから、音にしてるんやから」


「わもん」では、話を聞くとき、言葉だけでなく、音も聞くことが大切です。

音の高さや調子、大きさなど、言葉の意味だけではなく、その言葉に載せている音も感じ取る。

音だけでなく、表情やしぐさ、視線や身じろぎ、など。

非言語的なものを含めて「わもん」コミュニケーションです。


言葉にはできないもの、ならなかったものが、口調や声の高低、音量や音階、表情や態度に現れているのではないかと思っています。

「わもん」はそれらも「感じろ」と。


私自身はまだまだ修行の身ですので、なかなかこの域まで感じることができませんが、「言葉探すな、耳すませ!」…ということです。



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