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2017/03/05

「わかる」と「できる」

「わかる」と「できる」は違う、とよく言われる。わかっていてもできないことはたくさんあるし、できていてもわからないこともたくさんある。

では、「わかる」と「できる」の違いは何か?

「わかる」ということは頭で理解している、「できる」ということは身体で理解している、ということもできる。また、「わかる」ということはINPUT、「できる」ということはOUTPUT、ということもできる。

ここではちょっと視点を変えて、言葉の面から考えてみたい。

「わかる」という言葉は「分ける」という言葉と関係している。「わかる」を「分かる」と漢字で書くこともある。「わかる」と似たような意味を持つ言葉として、「理解(する)」とか「分別(がある)」とか、「判断(する)」など、2つ以上のものに分けるような言葉もある。何か対象を分けて、分析して、理解して…、というようなイメージである。

一方「できる」は、漢字で書くと「出来る」と書く。「出で来る」で「出来る」。また「できる」という語には、「作る」という意味もある。料理ができる、作品ができる、といったように。何かいろいろな材料から新しいものを作るという意味でである。

方向のイメージとして、「わかる」は上から下へ、「できる」は下から上へというイメージもある。あるいは、「わかる」は外側から内側へ、「できる」は内側から外側へ、というイメージもある。

「わかる」という言葉から連想されるのは「知識」、それと呼応させると「できる」という言葉から連想されるのは「スキル(技術)」。知識を形容するとき、「深い知識」「浅い知識」という。一方、スキルを形容するときは、「高いスキル(技術)」「低いスキル(技術)」という。

思考力は深め、行動力は高めたい。

2013/09/10

わもんな言葉50-深める

「聞く力を『高める』と言っていましたが、最近『深める』と言いはじめました」

やぶちゃんが最近ときどき言っている言葉です。

そして私が以前から気になっている言葉です。

「高める」と「深める」。


以前に「知識とスキル」という記事を書いたことがあります。

知識は「深い」「浅い」と言い、スキルは「高い」「低い」と言うことから書いたものです。

「知識を深める」とは言うけれど、「知識を高める」とはあまり言わない。

「スキルを高める」とは言うけれど、「スキルを深める」とはあまり言わない。


ここで「聞く力」を考えてみると、「聞く力を深める」「聞く力を高める」、両方言える。

「力(ちから)」だけで考えてみると、「力を深める」よりは、「力を高める」の方がふさわしいような気がするのになぜでしょう。


「知識」は「わかる」と関係しています。

「わかる」は「分かる」「解る」「判る」「別る」。

何かを分解することが「わかる」。


一方、「スキル」は「できる」と関係しています。

「できる」は「出来る」「出で来る」

何かから創造することが「できる」。


知識を得るためには、分析することが有効。

スキルを得るためには、統合することが有効。

知識は「静」、スキルは「動」。


「わかる」と「できる」は違うと言われます。

「わかっていても、できなければ何にもならない」など。


「わかる」というときには下方向へ、「できる」というときには上方向へのイメージがあります。

「知識」は「深い」、「スキル」は「高い」というイメージからでしょう。

となると、「わかっていて、できる」というのは、下へ行って戻ってくるようなものでしょうか。


「聞く力を高める」「聞く力を深める」と両方言えるのは、上方向への「できる」にも、下方向への「わかる」にも関わっているからではないかと思います。

「可能性を引き出す」力ならば、「高める」の方がふさわしく、一方「可能性を見つける」力ならば、「深める」がふさわしく思います。


「聞く力を『深める』」と言いはじめたのは、可能性を見つけていく、あるいは可能性を明らかにしていく方へ、さらに焦点が近づいてきたのではないかと思っています。

「わもん」の目的は「自己わもん」。

自分の声なき声を聞くために、深く深く潜っていくのです。


聞けば叶う〜わもん入門
聞けば叶う〜わもん入門

2011/01/17

知識とスキル

業務を行う上では、さまざまな知識・スキルが必要になってきます。
私の仕事でいえば、自社の商品やサービスの知識、システムやデータ処理の知識、電話応対のスキル、質問対応のスキル、クレーム対応のスキル、
など。

では、「知識」と「スキル」は何が違うのでしょうか?

私のイメージでは、「知識」とは、「知っているか知らないか」です。
「0(ゼロ)」か「1(イチ)」か、です。
一方、「スキル」とは、「上手くやれるかどうか」です。
私は「スキルがない」=「上手くはできない」と考えています。
「やれなくはないけど上手くはやれない」です。


知識にもスキルにも段階があります。
知識をつけていくことは、より深い情報を知ることです。
分解して整理していくイメージです。
分解して、もう一度組み立てることができれば、「知識がついた」といえるような気がします。
私は子どもの頃、よくおもちゃを分解していました。直せなくなってしまったこともあります(T-T)

逆にスキルをつけていくことは、よりスムーズ(英語の発音ではスムースの方が近いですが、)にしていくことです。
余計なものを削ぎ落としていくイメージですね。
ぎこちないものが、だんだん滑らかになっていく、あるいは、統合されてひとつになっていく、というイメージです。

「知識」は「量」、「スキル」は「質」ですかね。
立方体の積み木を積み重ねて何かを作るのが「知識」、
立方体の積み木を削って何かを作るのが「スキル」というイメージです。
立方体の積み木を積み重ねても球にはできませんが、立方体を削ると球を作ることができます。

「知識」を表現するときには、よく「深い知識」「浅い知識」などと表現します。
あるいは「広い知識」「狭い知識」とも。
一方の「スキル」は、「高いスキル」「低いスキル」です。
知識の方が、量的な深さ・広がりを持っていて、スキルの方は、立ち位置みたいなイメージですね。

私は、「知識とスキルどちらがほしいか?」と問われれば、「スキル」と答えます。
もちろん知識も大切ですが、知識がなくともスキルがあれば何とかなると考えています。
パソコンの知識がなくとも、パソコンを使うスキルがあれば、使う上で困ることはありません。

ただし、立方体の積み木を積み重ねて削ると、より大きな球を作ることができます。
知識とスキルが組み合わされば、より面白く、色々な形ができそうです。

さぁ、みなさんはどんな形を作りたいですか?

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