「『ディレクション』が得意なことに気がついた!」
「へ?」
「この前、『ディレクション』が得意なことに気がついた!」
「え!? 今さら!?」
「へ?」
「いや、得意でしょ?」
「そう、それに気がついた!」
「いつもディレクションをやっているじゃないですか」
「そう。やってる」
「ディレクションって、英語で書くと direction ですよ」
「ほ~」
「direction は、ダイレクト(direct)の名詞形ですね」
「ダイレクトに!」
「『直接に』とか『直に』という意味ですね」
「で、ディレクションは?」
「『指導』というような意味もありますし、『方向』というような意味もあります」
「やってるね!」
「やってますよ!」
「『パッとやって、サッとやる』みたいなことしかやってないと思ってた」
「それでも、身振り手振りはついてますよね。言葉だけじゃわかりませんが(笑)」
「身振りや手振りもディレクションかな」
「方向があっていればディレクションでしょう」
「そうか!」
「そういえば、禅語に『直指人心』ていう言葉がありますね」
「ほう。どんな意味?」
「『直に人の心を指せ』ですかね」
「わもん、やね」
「わもん、ですね」
この会話はフィクションです。
聞けば叶う〜わもん入門
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