前日13日(土)の第55回にも土曜日ながら参加することができたのですが、何となく心ここにあらず、といった感じで終わってしまいました…。
反省。
打って変わって、日曜日は参加メンバー全員が整いました。
黒帯チャレンジャーは前日と同じ10人。
前日は0人。
そして当日は10人が見事に黒帯取得!
ひとりひとりの力はもちろん、場の力もすごかったです。
書籍『わもん』の冒頭の言葉でありながら、「わもんな言葉」では取り上げていなかった「絶対尊敬」。
実は、よくわかっていませんでした。
もちろん、出会う方々に尊敬の念を持ってはいるものの、それが絶対尊敬かというと疑問が残っていました。
しかし、この場は…信じないわけにはいかない。
別に、強制力でも何でもなく、いけると思える、そんな場でした。
絶対尊敬とは、誰かの尊敬の念と比べる相対的な度合いとは違います。
思えばいつも、自分の持つ尊敬の度合いと、他の誰かが持つ尊敬の度合いを比べていたように思います。
今、読んでいる吉田松陰の『講孟箚記』に、次の言葉があります。
「其の心を尽す」とは、心一杯の事を行ひ尽すことなり。力を尽すと云へば、十五貫目持つ力ある者は十五貫目を持ち、二十貫目持つ力のある者は二十貫目を持つことなり。
自分が持つ尊敬の念を、目一杯贈ることが「絶対尊敬」
今回の心徒塾では、四六時中とはいきませんが、目一杯贈ることができた時間がありました。
一事より二事、三事より百事・千事と、事々類を推して是を行ひ、一日より二日、三日より百日・千日と、日々功を加へて是を積まば、豈遂に心を尽すに至らざらんや。宜しく先づ一事より一日より始むべし
講孟箚記 下 (講談社学術文庫 443)
わもん -聞けば叶う