「ひがしやま」というのは、「干し芋」のことです。
子どもの頃から「ひがしやま」といっていたので、「干し芋」の方が違和感があります(^-^;)
実家では、祖母がひがしやまを作っています。
今回もらって帰ったのは、祖母の作ったひがしやまではありませんが、祖母の妹(私からみて続柄は何というのだろう?)が作ったものです。
実家では、「これから作る」と言っていました。
サツマイモ(かな? ちょっと違うような気がする)をふかしてから皮をはぎ、薄く切って網に並べて天日干しにします。何日もかけてできあがるものです。おいしいのですが、私にとって「食べたい」と思うようなものではなく、量を食べると嫌になってくる味です(^-^;) お茶によく合います。番茶がおすすめ。この「ひがしやま」の甘さが「素朴な甘さ」といえる気がします。
「ひがしやま」のことを「干し芋」という(通常は逆か…)のですが、「干し芋」という言葉を知ったときに、なぜ「ひがしやま」というのか、という疑問が生まれました。小さな疑問なので、今まで調べようという気はほとんど起こらずほったらかしにしていた疑問でしたが、何かブログを書こうと思ったとき、目の前の「ひがしやま」が目につきました。
「ひがしやま 干し芋 語源」でGoogle先生にお伺いをたてたところ、以下のブログ記事が最初にヒットしました。
梅さんの独り言2-Y「「干し芋」を「ひがしやま」と呼ぶのは愛媛の南予と高知だけ!」
「ひがしやま」は、私の実家近辺だけの呼び方と思っていました(^-^;)
で、由来・語源ですが、上記記事によると語源が2説、載っていました。
- 干してかちかちにするという意味の古い土佐弁「ひがちばる」より
- 山でとれる干菓子で「干菓子山(ひがしやま)」より
あ~、なるほど。
「ひがちばる」という言葉は聞いたことないですが、干すことを「ひがす」と祖母が言っていたような気がします(ウロ覚えです…)。
「干菓子」から来たという説も納得できる。
材料に「人参芋」ともありました。確かにサツマイモよりは中が赤っぽい色をしていて、繊維っぽいように思います。
正確なところはわかりませんが、なかなか洒落た語源です。