【購入本一覧】
- 柳瀬尚紀『辞書はジョイスフル』(新潮文庫)
- ダンカン・ワッツ『偶然の科学』(早川書房)
- デイヴィッド・バーリンスキ『史上最大の発明アルゴリズム』(ハヤカワ文庫)
- マーク・ブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く』(ハヤカワ文庫)
- 万城目学『悟浄出立』(新潮文庫)
- 仰木日向『作曲少女』(ヤマハミュージックメディア)
- 仰木日向『作詞少女』(ヤマハミュージックメディア)
- 岩井琢磨・牧口松二『物語戦略』(日経BP社)
●柳瀬尚紀『辞書はジョイスフル』(新潮文庫)
ジェイムス・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』を訳された柳瀬尚紀さんの本。柳瀬さんの『日本語は天才である』や、棋士の羽生さんとの対談本『対局する言葉』などを読んだことがあり、翻訳の話題を中心とした言葉や文字に関する話がおもしろかった。『辞書はジョイスフル』というタイトルから、『フィネガンズ・ウェイク』の翻訳での辞書の使い方とか、辞書の読み方などに関するエッセイかと思われる。
柳瀬さんの言葉の使い方や向き合い方、姿勢などを感じたい。
●ダンカン・ワッツ『偶然の科学』(早川書房)
最近『アルゴリズム思考術』を読んで、また以前に『数学ガール/乱択アルゴリズム』を読んで、アルゴリズムとランダム性の関係に興味を持っている。『アルゴリズム思考術』はハヤカワ文庫の「数理を楽しむシリーズ」の1冊として刊行されていて、そのシリーズに『偶然の科学』のタイトルがあった。近くの本屋にはなかったので、大きな本屋に行く機会があるときに購入しようと思っていたが、偶然ブックオフで見つけた。ただしハードカバー版。
●デイヴィッド・バーリンスキ『史上最大の発明アルゴリズム』(ハヤカワ文庫)
●マーク・ブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く』(ハヤカワ文庫)
上記『偶然の科学』を見つけたことで、「数理を楽しむシリーズ」の中古本があるかもと思いハヤカワ文庫の棚を探した。『史上最大の発明アルゴリズム』については、アルゴリズムを「史上最大の発明」としている理由を知りたい。『歴史は「べき乗則」で動く』は、数学的な観点からの歴史の見方を確認してみたい。
●万城目学『悟浄出立』(新潮文庫)
万城目学さんの本は読んだことがない。ただタイトルを見たときに、中島敦が西遊記の沙悟浄を主人公とした短編小説を書いていたことを思い出した。その短編のタイトルは正確には覚えていなかったが「悟浄〇〇」ということは覚えていた。万城目さんの『悟浄出立』はおそらく、その短編を意識して書かれたものではないかと思い少し立ち読みすると、『悟浄出立』の「序」にまさしく中島敦の短編「悟浄出世」「悟浄歎異」について触れられていた。
万城目さんの本は読んだことがないが、どこかで引用文だけで短編小説を書いた(うろ覚え)というような話を聞いたことがあり、おもしろそうな作家の方だという印象があったので、これを機に読んでみようと思い購入。
●仰木日向『作曲少女』(ヤマハミュージックメディア)
●仰木日向『作詞少女』(ヤマハミュージックメディア)
ときどきパソコン上で曲を作っている。このブログでもときどき掲載している。歌詞はついていない。歌詞をつけてみようと思ったことはあるが、アイデアが浮かばない。アイデアが浮かんだときに作ればいいかとそのまま。
作詞について、どんな方法があるのかとWebで検索したことがあり、作詞の方法を説明しているサイトの中で参考文献として『作詞少女』が挙げられていたように思う。どのサイトかは覚えていないし、実際にその参考文献が『作詞少女』だったかも定かではないが、作詞についてラノベ風に書いてある本というようなものだった。『作詞少女』がそれらしき本ではないかと思い購入。『作詞少女』と『作曲少女』が並んであったのでついでに。
●岩井琢磨・牧口松二『物語戦略』(日経BP社)
物語も好きだが、物語論も好きである。ビジネスにおいて物語(ストーリーと言われる方が多いように思う)はどのような役割を担っていると考えられているのかを確認したい。また物語(ストーリー)を作る上で留意されていることは何なのか、戦略的な物語ならではのことはあるのかを確認してみたい。