2020/02/22

本の購入動機

2020/2/21ブックオフにて本を購入。購入動機の覚書。すべて未読。

【購入本一覧】
  • 柳瀬尚紀『辞書はジョイスフル』(新潮文庫)
  • ダンカン・ワッツ『偶然の科学』(早川書房)
  • デイヴィッド・バーリンスキ『史上最大の発明アルゴリズム』(ハヤカワ文庫)
  • マーク・ブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く』(ハヤカワ文庫)
  • 万城目学『悟浄出立』(新潮文庫)
  • 仰木日向『作曲少女』(ヤマハミュージックメディア)
  • 仰木日向『作詞少女』(ヤマハミュージックメディア)
  • 岩井琢磨・牧口松二『物語戦略』(日経BP社)

柳瀬尚紀『辞書はジョイスフル』(新潮文庫)
 ジェイムス・ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』を訳された柳瀬尚紀さんの本。柳瀬さんの『日本語は天才である』や、棋士の羽生さんとの対談本『対局する言葉』などを読んだことがあり、翻訳の話題を中心とした言葉や文字に関する話がおもしろかった。『辞書はジョイスフル』というタイトルから、『フィネガンズ・ウェイク』の翻訳での辞書の使い方とか、辞書の読み方などに関するエッセイかと思われる。
 柳瀬さんの言葉の使い方や向き合い方、姿勢などを感じたい。

ダンカン・ワッツ『偶然の科学』(早川書房)
 最近『アルゴリズム思考術』を読んで、また以前に『数学ガール/乱択アルゴリズム』を読んで、アルゴリズムとランダム性の関係に興味を持っている。『アルゴリズム思考術』はハヤカワ文庫の「数理を楽しむシリーズ」の1冊として刊行されていて、そのシリーズに『偶然の科学』のタイトルがあった。近くの本屋にはなかったので、大きな本屋に行く機会があるときに購入しようと思っていたが、偶然ブックオフで見つけた。ただしハードカバー版。

デイヴィッド・バーリンスキ『史上最大の発明アルゴリズム』(ハヤカワ文庫)
マーク・ブキャナン『歴史は「べき乗則」で動く』(ハヤカワ文庫)
 上記『偶然の科学』を見つけたことで、「数理を楽しむシリーズ」の中古本があるかもと思いハヤカワ文庫の棚を探した。『史上最大の発明アルゴリズム』については、アルゴリズムを「史上最大の発明」としている理由を知りたい。『歴史は「べき乗則」で動く』は、数学的な観点からの歴史の見方を確認してみたい。

万城目学『悟浄出立』(新潮文庫)
 万城目学さんの本は読んだことがない。ただタイトルを見たときに、中島敦が西遊記の沙悟浄を主人公とした短編小説を書いていたことを思い出した。その短編のタイトルは正確には覚えていなかったが「悟浄〇〇」ということは覚えていた。万城目さんの『悟浄出立』はおそらく、その短編を意識して書かれたものではないかと思い少し立ち読みすると、『悟浄出立』の「序」にまさしく中島敦の短編「悟浄出世」「悟浄歎異」について触れられていた。
 万城目さんの本は読んだことがないが、どこかで引用文だけで短編小説を書いた(うろ覚え)というような話を聞いたことがあり、おもしろそうな作家の方だという印象があったので、これを機に読んでみようと思い購入。

仰木日向『作曲少女』(ヤマハミュージックメディア)
仰木日向『作詞少女』(ヤマハミュージックメディア)
 ときどきパソコン上で曲を作っている。このブログでもときどき掲載している。歌詞はついていない。歌詞をつけてみようと思ったことはあるが、アイデアが浮かばない。アイデアが浮かんだときに作ればいいかとそのまま。
 作詞について、どんな方法があるのかとWebで検索したことがあり、作詞の方法を説明しているサイトの中で参考文献として『作詞少女』が挙げられていたように思う。どのサイトかは覚えていないし、実際にその参考文献が『作詞少女』だったかも定かではないが、作詞についてラノベ風に書いてある本というようなものだった。『作詞少女』がそれらしき本ではないかと思い購入。『作詞少女』と『作曲少女』が並んであったのでついでに。

岩井琢磨・牧口松二『物語戦略』(日経BP社)
 物語も好きだが、物語論も好きである。ビジネスにおいて物語(ストーリーと言われる方が多いように思う)はどのような役割を担っていると考えられているのかを確認したい。また物語(ストーリー)を作る上で留意されていることは何なのか、戦略的な物語ならではのことはあるのかを確認してみたい。



2020/02/05

ちくま文庫のシェイクスピア全集(2020年1月時点)

松岡和子さん訳シェイクスピア全集(ちくま文庫)の一覧(2020年1月時点)。

英語での原題とシェイクスピアの執筆時期は、Wikipedia「シェイクスピア」の項を参照(Wikipediaは『リヴァーサイド版シェイクスピア』による)。記載順はちくま文庫のシェイクスピア全集での順番。英語原題のあとが執筆時期。日本語タイトルの後ろはちくま文庫版の出版年月。
  1. Hamlet(1600-01)
    ハムレット(1996年1月)
  2. Romeo and Juliet(1595-96)
    ロミオとジュリエット(1996年4月)
  3. Macbeth(1606)
    マクベス(1996年12月)
  4. A Midsummer Night's Dream(1595-96)、Comedy of Errors(1592-94)
    夏の夜の夢・間違いの喜劇(1997年4月)
  5. King Lear(1605)
    リア王(1997年12月)
  6. Twelfth Night, or What You Will(1601-02)
    十二夜(1998年9月) 
  7. Richard III(1592-93)
    リチャード三世(1999年4月)
  8. The Tempest(1611)
    テンペスト(2000年6月)
  9. The Merry Wives of Windsor(1597)
    ウィンザーの陽気な女房たち(2001年5月)
  10. he Merchant of Venice(1596-97)
    ヴェニスの商人(2002年4月)
  11. Pericles, Prince of Tyre(1607-08)
    ペリクリーズ(2003年2月)
  12. Titus Andronicus(1593-94)
    タイタス・アンドロニカス(2004年1月)
  13. Othello(1604)
    オセロー(2006年4月)
  14. Coriolanus(1607-08)
    コリオレイナス(2007年4月)
  15. As You Like It(1599)
    お気に召すまま(2007年6月)
  16. Love's Labour's Lost(1594-95)
    恋の骨折り損(2008年5月)
  17. Much Ado About Nothing(1598-99)
    から騒ぎ(2008年10月)
  18. The Winter's Tale(1610-11)
    冬物語(2009年1月)
  19. Henry VI(1589-91)
    ヘンリー六世 全三部(2009年10月)
  20. Taming of the Shrew(1593-94)
    じゃじゃ馬馴らし(2010年8月)
  21. Antony and Cleopatra(1606-07)
    アントニーとクレオパトラ(2011年8月)
  22. Cymbeline(1609-10)
    シンベリン(2012年4月)
  23. Troilus and Cressida(1601-02)
    トロイラスとクレシダ(2012年8月)
  24. Henry IV(1596-98)
    ヘンリー四世 第一部、第二部(2013年4月)
  25. Julius Caesar(1599)
    ジュリアス・シーザー(2014年7月)
  26. Richard II(1595)
    リチャード二世(2015年3月) 
  27. The Two Gentlemen of Verona(1594)
    ヴェローナの二紳士(2015年8月)
  28. Measure for Measure(1604)
    尺には尺を(2016年4月)
  29. Timon of Athens(1607-08)
    アテネのタイモン(2017年10月)
  30. Henry V(1599)
    ヘンリー五世(2019年1月)
  31. Henry VIII(1612-1613)
    ヘンリー八世(2019年12月)

残り作品(戯曲)は、『ジョン王』『終わりよければすべてよし』『二人のいとこの貴公子』の3作(だと思う)。この3作を訳し終えると、個人でのシェイクスピア戯曲の全訳は、坪内逍遥、小田島雄志に続いて3人目となる。

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