星座が好きだった。星空を眺めて星座を見つけることが好きだった。
オリオン座の三ツ星やおおぐま座の北斗七星などは見つけやすく、夜空を見上げると無意識に探すことが多かった。
星座を覚え、一等星の名前を覚えた。
星座への興味は、その星座にまつわる物語へと進む。
中学生・高校生のころはあまり本を読まなかったが、ギリシア・ローマ神話だけは読んだ。
神話のなかで活躍する神々や英雄たちが星座として夜空にいることで、星座を見る楽しみが増えた。
大学入学を機に、愛媛から大阪に出て一人暮らしをはじめた。
夜空の星が少なく感じた。代わりに地上が明るかった。
大学が山の方にあったので街を見下ろすことができた。
夜空の星を見上げることが少なくなり、街の夜景を見下ろすことが多くなった。
空想する。
夜空にいた神々や英雄たちが地上に降りてきたのではないか、と。
夜景のなかに星座を探した。物語を探した。
探せば見つかる。
ギリシア神話の神々や英雄たちのように活躍する人たちが。
活躍を彩る物語が。
ニーチェは「神は死んだ」と言った。
地上に降りてきたのではないだろうか。
全知全能の神が、八百万の神々となり地上で人の姿で生きている。
いろいろな物語を生み出していく。
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